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希望日本賛同議員国会発言データベース

賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。

(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。

また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)

羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。

発言の詳細を表示します。


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議員名古川元久(民主党)

2014/10/17

委員会名衆議院 財務金融委員会


「そういった意味では、今、国債のマーケット、どんどん買い手は減っていって、日銀がひとり買っている、ますます日銀依存が高まっているというような状況にあると思っています。こういう国債マーケットの現状を、財務大臣、そして日銀総裁はどのように考えておられるか、御見解をお伺いします。」 「私はそんなことを聞いているんじゃないんです。是非は論じられないというふうに大臣もおっしゃいましたけれども、そもそもこの状況が、マーケットとして普通の状況なのか。あるいは、今、日銀のとっている金融政策は非伝統的な金融政策だと言っていますよね。普通ではないということは、それは日銀サイドも認めているし、みんなそうわかっているわけです。では、そういう視点から見て、この国債のマーケット、これだけ日銀だけが買っている、しかも日銀の割合がどんどんふえていっているという状況は、普通のマーケットのあり方から見てどうなのか、どういうふうに見ているのか、そのことの認識を聞きたいんです。どうでしょうか。」 「では、こういう聞き方をしましょう。大臣も総裁も、今のこの状況がずっとこれからも続いていっていいと思っているのか。あるいは、将来的にはやはり、今の状況は変わっていかなきゃいけない、こんな日銀ばかりどんどんどんどん多くなっていく状況というのはどこかで戻していかなきゃいけないと。普通の、さまざまな主体がちゃんとマーケットに参加する。今は、小さな池の中に鯨が入ってきて、国債の玉も少なくなっている。そういった意味で、私はこれは非常にいびつな価格形成がされているような状況ではないかというふうに思いますけれども、こうした状況が今後とも続いていっていいと思っているのか、それとも、やはりそこは将来どこかで是正されなきゃいけないと思っているのか。そこはどうですか、大臣と総裁。」 「総裁に聞きます。では、これをやめたときに、これだけ持っちゃった国債、それは今すぐじゃないです、将来の話ですよ、総裁がおっしゃるように二%の目標を達成してからだと思いますけれども、そうなったときに、それで安定的になったときにどういう形で、極端な形で日銀が国債を保有している状況、そこから脱却をしていくのか、さっきの大臣の言葉をおかりすれば、是正をしていくのか。どのように考えていらっしゃいますか。」 「ただ、総裁御存じだと思いますけれども、IMFから出されたレポートの中に、今の話、出口戦略について、出口は遠い未来であるが、保有債券の満期が長期化する中、出口戦略の実施にはより長い時間を要し、金利リスクも増すことから、計画をしておく必要がある、そういう指摘をされていますよね。それは御存じですよね。では、IMFのこの指摘はどのように考えているんですか、総裁。」


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