希望日本賛同議員国会発言データベース
賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。
(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。
また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)
羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。
発言の詳細を表示します。
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議員名玉木雄一郎(民主党)
2014/10/22
委員会名衆議院 農林水産委員会
「その件でいうと、先ほどちょっと気になったので大臣にお聞きしたいんですけれども、全農に対してもうちょっと頑張れというのは、大臣だけじゃなくて、農家もみんな思っているわけですね。ただ、私は、その中で少し気になるのは、全農の株式会社化なんです。今のままだと、基本的に、ある種、出資者、株主は農家ですよね。ですから、農家のために頑張る組織だということなんですが、株式会社化して、いろいろな経営体がありますが、農家以外の株主が入ってきますね。そうすると、彼らの利益のためにも頑張らなきゃいけないような、仕組みによってはそうなります。そうなるとどうなるかというと、私がある種、ぴかぴかの株式会社化した全農だったら、申しわけないけれども、農家にはたたきますよ。できるだけ安く仕入れて、できるだけ高く売ろうとします。誰がもうけたんだとか、誰が得したんだと大臣はよく見るとおっしゃいましたね。めちゃくちゃもうけますよ。ただ、それは、もうける動機が組織に入っているからです。こういうことが起きている中で、全農の株式会社化を本当に進めていいのかどうか、私は疑問なんです。規制改革会議とか官邸の皆さんは、新自由主義か資本主義か何かいろいろなのが好きなのかもしれませんけれども、やはり、この協同組織の意味、農業協同組合あるいはそのグループが持つ意味というのも、実はこれは世界的に重要視すべき点があるんですね。その意味で、こういうふうに概算金の支払いが下がっている中で全農の株式会社化をしてしまうと、こういう農家への支払いを、むしろさらに低減させることを助長してしまうんじゃないか、こういう心配を私は持っているんですけれども、いかがでしょうか。」