希望日本賛同議員国会発言データベース
賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。
(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。
また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)
羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。
発言の詳細を表示します。
Warning: Undefined array key 12 in /home/kiboucollege/kibounippon.jp/public_html/kri/index.php on line 173
議員名鈴木淳司(自由民主党)
2014/11/6
委員会名衆議院 原子力問題調査特別委員会
「そこで、規制委員会と外部のコミュニケーションの問題を少し議論したいと思うんです。今回、先ほど申し上げたように、かつての調査にかかわった方々からも少し懸念の声がありますし、また、議事録の公開等はもちろん逐次、本当に詳細にされていますね。ただし、そこの部分ではなくて、根源的な、いわゆる規制委員会のあり方、姿勢について、やや実はコミュニケーションの不足が問題なのではないか、こう思うんです。よく、独立と孤立は違う、こう言われますけれども、ある面で、現状は、他者との接触をかたくなに断った形で、孤立に近い状態の中でいろいろなことが進んでいるのではないか、実は私もこういう懸念は少し持つんですね。あの過酷な事故を受けて、まさに新しい規制文化をつくっていくんだというところ、ゼロベースから原子力規制への信頼をつくり出していくんだという過程、その努力の中で、原子力規制委員会が、そうした外部との接触や連携をことごとく断って、ある面で外部の意見や懸念に余り耳をかさないで独自で進めるというふうにもしとられたら、これは得策ではないと思うんですね。せっかく現場スタッフが頑張っているにもかかわらず、それがそういう形の評価ではなくて、コミュニケーション不足がゆえにその疑念が持たれたら非常にもったいない、残念なことだと思うので。私は、規制委員会、まあ委員長ですが、外部とのコミュニケーションのとり方というのをどうすべきとお考えなのか、現状のままでいいのか、あるいは改善余地があるのか、ある面で最高責任者たる委員長の御見解をお尋ねしたいと思います。」 「それで、実はこの問題については、昨年の十二月に我々自民党も、原子力規制に関するプロジェクトチーム、PTというので提言を出しました。この提言は幾つか項目はありましたけれども、果たしてこれは規制委員会にあるいは規制庁にどう受けとめられて、どこがどう改善されたということでしょうか、その具体例をお知らせください。」 「先ほどの活動状況報告の中に、国際的な連携の強化というのがうたわれておりました。今回の福島第一原発の事故は、本当に、本当に残念な事故でした。また、本当に地域に申しわけない事故でもありました。この事故は、もはや日本の事故だけではなくて、ある面で世界全体の共通課題だというふうに思うんですね。事故当事国とはいえ、日本だけで抱え込む問題ではなくて、世界の共通課題として実は捉えていく中で、課題を世界の規制関係者と共有しながら、そこに外部、海外の人材も入れて、知見も入れて、そしてまた、日本の規制関係者もそこでまじり合う中で、共通課題としてそれに取り組む中で、そうすれば、ある面で日本の閉鎖性ということもなくなるでしょうし、あるいは、規制人材の交流の中で力もつくでしょうし、そうした形で、これは本当に、世界と共有ということが実は大きなテーマだというふうに思うんですね。規制委員会の責任感は非常によくわかりますし、個々のスタッフの方々の努力はよくわかります。ただ、今の委員長のお話もありましたように、これを一歩進めて、さらに、もちろん独立性は必要でありますし、開いた形で、課題共有する中で、ぜひ日本の規制、新しい規制文化をつくっていただきたいと思うんですが、ぜひ委員長の御決意のほどをお聞かせいただければありがたいです。」