希望日本賛同議員国会発言データベース
賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。
(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。
また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)
羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。
発言の詳細を表示します。
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議員名玉木雄一郎(民主党)
2015/2/4
委員会名衆議院 予算委員会
「本年度の予算、農政の改革が今進んでいます。私も、農政は改革をしていかなければならないと思う一人であります。このパネルに出したのは、その中で進められている、担い手に大きな固まりとして農地を集積していこう。私、これは政策としては進めるべき政策だと思います。そんな中で、各都道府県に一つ、今年度から、農地バンク、農地中間管理機構というものが設立され、ここに農地を、もう年もとってできないので出したい人と、そして、例えば若い人で農地を新たに借りたい人、これをまさにマッチングさせる組織ができました。そして、この下に書いていますけれども、出し手に対しては、より出しやすくするために出し手への補助金があります。そして、農地バンクには農地バンクを運営するための補助金、また、受け手にもそれなりの補助金がある、こういう仕組みになっておりますけれども、きょう私がまず問題にしたいのは、この農地の出し手への補助金について、この補正予算について聞きたいと思います。まず質問します。今年度から始まっているこの農地バンクの事業でありますけれども、この事業の現在の進捗状況、そしてこの予算の執行状況について教えてください。」 「そこで、麻生大臣にお伺いします。今回、もうこれは通りましたけれども、二十六年度の補正予算で、この農地の出し手に対する支援金として新たに二百億円を積んでいます。冒頭申し上げたように、補正予算というのは、財政法上、計上できる要件が決まっておりまして、予算作成後に生じた事由に基づき特に緊要となった経費の支出、こういったものを賄うために計上できることとなっています、限定的に。お伺いしたいのは、このマッチングの執行もそれに伴う予算も、私が見る限りかなり余裕があるような気がするんですが、今年度あと二カ月を残した中で、さらに二百億円を積み増さなければならない緊要性について御説明ください。」 「私は、この事業の必要性は当然認めています。いい制度だし、出し手への支援はやるべきだと思うんですけれども、私が質問したのは、あとわずか、一カ月ちょっとしか残っていない年度の中で補正予算として二百億を積み増す緊要性、財政当局として、査定当局として、どうしてもこの二カ月弱で積まなければいけない、要は、お金が足りなくなるから急がなきゃいけないという、その急ぐ理由を聞いているので、もう一度お願いします。」 「今の財務大臣の説明は、多分、農地を借りたい人、受けたい人が想定では十四万ヘクタールだったのが、調べてみたら二十三万ヘクタールにふえたので、その九万ヘクタール分を乗せましたということなんですが、これはちょっと冷静に聞いてください。今回の予算は、農地を貸したい人に対する支援策です。ですから、予算を仮に積算するのであれば、農地を貸したい人の面積が予定よりふえたら、つけたらいいと思いますけれども、まだ借りたい人がふえるかどうかは、長い道のりがありますから。私はそこは、何か正しそうに聞こえて正しくないなと思うのは、あくまで農地を貸したい人がふえたのであれば、つけてもぎりぎりいいかなと思うんです。そこで、お伺いしたいんですが、では、農地を貸したい人の希望総面積、これは現在幾らにふえたか把握されておられますか。」 「私は、ちょっとそれはいいかげんな答えだと思いますよ。なぜなら、私は地元が香川県なので言いますけれども、香川県だと、例えば去年、平成二十六年の十二月三十一日現在の借り受け希望総面積千九十一ヘクタール、貸し付け希望面積百六十四ヘクタール、そのうちマッチングできたのが九十一ヘクタールと、ちゃんと去年の年末でデータをとっているんですよ。これは香川県だけではなくて、例えば青森県も、借り受け希望面積は一万一千七百二十ヘクタールで、貸し出しの希望面積は九百ヘクタール弱と、各県に聞いたら全部あるわけですよ。予算査定するときに、少なくとも、だって、一月の予算編成だったわけでしょう、今回の補正予算も。だったら、去年の年末の各県がオープン情報で出しているようなこういう情報はとって、実際、一体、貸したい人の総希望面積はどうなのかは集めて予算編成するのが、査定するのが筋なんじゃないですか。違いますか。」 「私が一つ提案したいのは、間もなく二十七年度の当初予算の議論が始まると思います。ですから、二十七年度の当初予算の、また中間管理機構の予算はありますから、この議論までには、今の中間管理機構の実施状況と予算の執行状況をこの予算委員会にきちんと出してから二十七年度の当初予算の議論をすること、このことを、ぜひ、委員長、お取り計らいをいただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。」