希望日本賛同議員国会発言データベース
賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。
(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。
また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)
羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。
発言の詳細を表示します。
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議員名杉ひさたけ(公明党)
2015/2/10
委員会名参議院 決算委員会
「ALICの中身の方に戻りたいと思います。このALIC、潤沢にあるこの基金をどういうふうに管理をしているのかなということを財務諸表の中からちょっと分析をしてみました。お手元の資料の二枚目を御覧いただきたいと思います。ALICの決算書につきましてはホームページで平成十五年から公表をされておりまして、その中身を見てみました。この上に書いておりますのが手持ち資金というか、現金化できるものがどういったものを持っているかというものを過去十一年間追っかけてみました。下の段に書いてありますのが事業費の推移を書いたものでございます。まず、農林水産省にお伺いをしたいんですけれども、この数字を見てみますと、ほとんど定期預金と有価証券でずっと運用をしているという実態があると思います。この有価証券の中身、ここには書いておりませんが、財務諸表の注記等を見てみますと、ほとんどが国債でした。社債も一部ありますけれども、ほとんどが国債で、満期保有ということで、五年、十年持つことを目的としたということで、満期保有の国債を持っているというのが実態でありました。なぜこのような運用をされているのか、農水省に伺います。」 「そういう必要性自体は私も当然理解をしておりますし、私も事業そのものについて今日は特に意見を申し述べるつもりはございませんが、この資料の二ページ目の下の事業費の支出の推移、これもキャッシュフロー計算書から拾ってみました。そうすると、せいぜい一番多いときでも二千七百億、平均したら二千百六十二億ということで、それを上の資金の推移のところに線を引いてみると、大体、資金って一年に一回転ということは普通ないとは思うんですけれども、そう仮定したとしても、それ以上の余剰の資金が持っているんではないかというようにやはり見受けられてしまいます。これまで何度か国庫返納もされてきたとは思うんですけれども、やはり私はまだ余裕があるんではないかなというように思いますが、この点について農林水産大臣の御意見を伺いたいと思います。」 「その必要性、資金の必要性というのは私も十分理解をしているわけでございますが、もうちょっと、じゃ、下って分析をしてみますと、どういう結果があったかといいますと、三ページ目、畜産と野菜に分けて同じ分析をしてみました。畜産の部分については、今大臣に御答弁いただいたように、過去、BSEは平成十三年ですので今日私が御提示したグラフからは漏れている期間に入りますし、それで、BSEにたしか一千億ぐらいの緊急な支出があったというように私も理解をしております。また、口蹄疫、そういった問題、様々あるという意味で、畜産の方はそういった異常事態も想定できるのかなと思うんですが、最後、四ページ目の方、今度は野菜の方だけを見てみました。そうすると、こちらはもっと顕著な結果が出ているんですね。同じように線を引いてみますと、どれだけ多い年でも二百三十億ぐらいの事業支出しかないのに、ここで五百億ぐらいの国債を常に運用し続けているということ自体は、これはどう考えても私は余っているんじゃないかなというように感じるわけであります。一方で、この野菜の部分については、これは基金ですので、基金シートで今回行政改革推進会議の方で取りまとめしていただきました。三千億のリストに載ってくるのかなと思ったら、この二つの基金は載っていなかった。すなわち、基金シートで管理をして分析をしたけれども、この二つの基金の部分については、農水省としては十分であったと、十分というか、余裕はないという判断をされたということにプロセス的にはなると思うんですけれども、その辺りについてもし追加で御説明いただけるのであればお願いしたいと思います。」