希望日本賛同議員国会発言データベース
賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。
(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。
また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)
羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。
発言の詳細を表示します。
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議員名杉ひさたけ(公明党)
2015/2/10
委員会名参議院 決算委員会
「続きまして、農林水産省に移りたいと思います。平成二十五年度決算検査報告によりますと、農林水産省関連で指摘された件数は六十四件で、指摘金額は合計で八百五億円であります。前年の指摘が三百五十七億円ですので、四百四十八億円増えたということになります。その八百五億円の中身を見ていきますと、最も金額的に大きかった案件が農畜産業振興対策交付金の未使用額及び返還額を交付先から速やかに国庫に納付させるよう改善させたものというものがございます。この金額は七百三十一億円に上っておりますが、まずはこの中身について会計検査院に御説明をお願いいたします。」 「今、会計検査院から御説明いただきましたとおり、使っていなかった五百九十五億円、そしてこの農畜産業振興機構、いわゆるALICですかね、ALICに戻ってきているお金もすぐに国庫に返納していなかったという、合計で七百億円にも上る金額が滞留をしていたということになります。そこで、農林水産省に伺いますが、なぜ会計検査院の指摘を受けるまでALICは国庫返納を行わなかったのか、説明をお願いいたします。」 「さきの一月、先月末に行われました決算の本会議におきまして、私が基金の問題について問題提起をさせていただきました。今基金が、把握されている基金が百七十四基金あって、全体で三・一兆円という、そういう規模感があると、やはりこの基金を有効に使っていかなければならない、無駄なものについては国庫返納を進めていかなければならないということを本会議の代表質問で指摘をさせていただいたところであります。このALICに滞留している資金についても、どういうふうに管理をされているのかなというところを一つ一つ調べていきますと、一つ分かったことが、この今回指摘をされた畜産業振興資金というのは、これは基金ではないという形で整理をされているということになります。一方、このALICのほかの、野菜生産出荷安定資金とか野菜農業振興資金というこの二つについてはもうほとんど基金という形で管理をされているという形になっておりますので、まずは、そもそも基金というのは何かという点について、基金シート等を作って独法の行革の方でしっかり今見ていただいていると思うんですが、まずその基金シートで管理される基金とは何かということについて、行政改革推進本部の方にお伺いをいたします。」 「今そういった形で定義が御説明をいただきました。そこで、農水省に伺いたいんですが、先ほど私が申し上げましたように、この畜産の振興資金については二千六百億という大きなお金を保有しておりますが、これは基金シートの対象外に今なっていると。一方、野菜に関するこの二つの資金については基本的に基金シートで管理をされていると。この二つを区別する大きな理由は何でしょうか、農水省に伺います。」 「現在、政府の行革では基金の実態に基づいて管理強化を積極的に取り組まれておりまして、昨年のこの決算委員会からの措置要求決議に基づいて基金の再点検が行われた結果、基金から三千億円の国庫納付がなされたということについては、これは大きな成果として先週の全般的質疑でも安倍総理も何度も挙げられていた事例になるとは思いますが、そうすると、今のお話の中でいいますと、この畜産業振興資金の部分については、そもそも網羅的にそういった余剰資金があるかどうかという視点で見る中からやっぱり漏れているということになってしまうのではないかというふうに思います。そういった点につきまして行革推進本部に伺いたいと思うんですが、今回の例で挙げさせていただきました畜産業振興資金のようなこういったものについては、統括的にまた管理とかチェックをする仕組みというのはあるんでしょうか。そこを教えていただきたいと思います。」