希望日本賛同議員国会発言データベース
賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。
(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。
また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)
羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。
発言の詳細を表示します。
Warning: Undefined array key 12 in /home/kiboucollege/kibounippon.jp/public_html/kri/index.php on line 173
議員名岸本周平(民主党)
2015/2/19
委員会名衆議院 予算委員会
「そして何より、総理、さっき私が言ったのは、株は上がるときもある。今、上がっていますよ。きょうも上がっていますよ。でも、上がるときもあれば下がるときもある。そのリスクをどう責任をとるんですかという話。それはガバナンスの問題とも影響します。GPIFのガバナンスの問題とも影響しますけれども、過去に年金は大きな損をしているんですよ。国民の皆さんも思い出してくださいよ、グリーンピア。グリーンピアで三千七百億円、そして社会保険庁のサンピアで一兆円を超えていますよ、皆さん。一兆二千億円です。一兆二千億円、サンピアで損をして、しかも、GPIFの前身である年金福祉事業団の自主運用がやった資金運用事業が三兆円の損を出しているんです。誰が責任をとったんですか。この金額に対して、時の厚生大臣、社会保険庁の幹部、厚生省の幹部、誰か責任をとりましたか。弁償しましたか。全ては国民の損失となって残っているんですよ。四兆円を超えている損失を出したんですよ。今回、このポートフォリオを変えて、今はいいです、足元は。将来大きな損が出たときに、ここに座っている皆さん、そこの理事長は責任がとれないじゃないですかということを申し上げているんです。」 「では、今回、私も、もともとの一二%の株式の運用がよくないなんて言っていませんよ。それが倍になったのが、リスクが高過ぎるじゃないですか、今はいいけれども、リスクについて国民に説明してくださいと言っている中で質問します。大体、こういうのはいろいろな比べ方があるんですけれども、全額国債で持っている場合のポートフォリオと今回の新しい基本ポートフォリオ、これを比べるんですね。これのリスクを比べるんです。リスクはどうなりましたか。基本ポートフォリオと国債全額を持っている場合のポートフォリオ、リスクはどうなりましたか、総理。総理、総理がポートフォリオにお詳しいから聞いているんですよ。」 「ただ、標準偏差というのが出ている。標準偏差、まさにぶれですよ。マーケットでは標準偏差のことをリスクというんです、国民の皆さん。標準偏差がリスクなんです。このリスクは、このポートフォリオの変更によって、何と三倍になっているんですよ。三倍にもリスクがなっていることを一切このペーパーは、数字は書いているけれども、文章には書いてないんです。下振れ確率ばかり何度も出てきますけれども、明らかに国民に対してはリスクが三倍になったことを隠し、別の言い方をしている。これは本当におかしい。しかも、皆さん、よく聞いてくださいよ。国民年金と厚生年金のお金はこうやって大きなリスクにさらす。一方で、公務員の年金は一切株を買い増ししていないんですよ。どうですか、皆さん、この扱いは。国家公務員共済は、国内株式八%のまま、いまだにポートフォリオは変えていません。片や五割。片や、八と八で一六。国家公務員の年金にリスクをとらせず、国民の虎の子の年金だけにリスクをとらせるというのはどういうことなんですか、安倍総理。余りにもひどいじゃありませんか。」 「国家公務員の年金は逃げ切るんです。株を買うようなリスクをとらないで逃げ切って、国民年金、厚生年金にだけ大きなリスクをとらせる。このやり方は余りにもひどいじゃないですか、皆さん。誰がリスクの責任をとるんですか。そして、本当にこの差は何なんですかね。よっぽど安倍総理は国家公務員に頭が上がらないんですか。安倍総理、答えてください。なぜ国民の年金だけリスクにさらすんですか。」 「三谷理事長、今、三谷理事長は夜も眠れないような責任感を負っていらっしゃる。今回、千七百万円の年収を三千百万円にお上げになりました、お手盛りで。しかし、それで、そのことで何か三谷理事長のお立場が変わられるんですか。一人で全責任を負われる、これはガバナンス上、御自分で問題があると思いませんか。お答えください。」