希望日本賛同議員国会発言データベース
賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。
(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。
また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)
羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。
発言の詳細を表示します。
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議員名(※)馬淵澄夫(民主党)
2015/3/10
委員会名衆議院 予算委員会第七分科会
「そこで具体的なことをお尋ねしてまいりますが、普及がおくれております風力発電、これは、先ほど申し上げましたように民主党政権下で全面的に進めていくということで、特に、二〇一二年九月の経産省の概算要求で、再生可能エネルギーの関連系統整備事業補助金として、当時、概算要求レベルで二百五十億の要求をいたしております。この二百五十億円の予算が成立をしていくわけですが、再生可能エネルギーの関連系統整備事業補助金、これがその後、名称が変更されていきます。風力発電のための送電網整備実証事業、このように名が変わっていくわけであります。今申し上げた一二年の概算要求が予算成立をしていく。そして、それは一三年度ですね、一四年度の予算額並びに一五年度の予算案における予算額、これはそれぞれ幾らとなっているか。事務方で結構ですので、お答えいただけますでしょうか。」 「今お話ありましたように、第二走者である風力発電、順次導入を促進していくという中で、予算額が年々減少しているという状況に陥っています。予算が減少しているという状況について、なぜこのような状況が起きているか、これについてお答えいただけますでしょうか。」 「もう一点お尋ねします。では、この予算は毎年度全額執行されていますでしょうか。事務方で結構です。」 「重ねてお尋ねします。これは事実関係を確認という意味でお尋ねしますが、今、執行額は、先ほど申し上げた二百五十億に対しては二億、そして百五十億に対しては三億ということでありましたが、この執行額の状況の中で、今後、送電網の整備というのは当然具体的に実需が発生していくということになります。土地取得や送電線の工事、これは具体的なスケジュールというのはどうなっておりますでしょうか。これも事務方にお願いします。」 「済みません、重ねてお尋ねしますが、そうなりますと、二十七年度予算でいわゆる実需が発生する。先ほども申し上げたように、年々減っていく状況の中で、執行段階に至っていないということでありましたが、これは百億円程度で足りるんでしょうか。これに関してはいかがでしょうか。」 「長官、済みません、では重ねてお尋ねですが、執行されなかった部分については繰り越されているんでしょうか、いないんでしょうか。そこはいかがでしょうか。」 「その上で、実は、平成二十六年度の経済産業省の行政事業レビューというのがございます。これは資料を用意しておりませんが、もう役所の方には通告をしております。事業番号〇四七四として、先ほど申し上げた風力発電のための送電網整備実証事業費補助金ということで、この二百五十億の実施状況について行政事業レビューに記されております。そこでは、方向としては縮減ということがその事業レビューの中で提言されているわけですね、予算を縮減すべき方向だと。この事業レビューシートの中には、増減理由として、いわゆる減理由として、「東北地域において、送電実証を速やかに開始するため、初年度に土地、送電線の取得と変電所の建設工事を行っている。一方、全体の亘長が短いため、二年目以降は土地、送電線の取得費用が減少する計画であるため、事業費が二十六年度と比較して減少となった。」との記載があります。先ほどの御答弁とこれは食い違うんですね。これにつきまして、どちらが正しいんでしょうか。これも事務方で結構です。」 「私は、文言一つ一つ、それこそ間違っているからどうだと重箱の隅をつつく気は一切ありません。御訂正いただいたということで、誤りだということを認めていただきました。ただ、大臣、ここは重要なポイントなんですが、私は、この再生可能エネルギーの導入促進というのが、どうも、ある意味阻害されていないかということを非常に懸念しております。昨年の八月の行政事業レビュー、概算要求をつくる段階で、これは誤記だったということであります。責任者どうこう言いませんが。しかし、土地取得であったり、あるいは建設工事、これは間違うような内容じゃないです。こうした中で、縮減という結論ありきのために行政事業レビューが行われてしまってはいないかということを私は非常に懸念いたします。もうこの問題についてのとやかくではありませんが、こうした誤りが生じているような状況、再生可能エネルギーの導入に対して、さまざまな関係各位の方々からのいろいろなプレッシャーがあることは私も承知をしております。その上で、こうした誤りが発生して、縮減の方向性というものだけがただ淡々と進められていくことを私は懸念しておりますが、これに関しては、大臣、所感で結構です、お答えいただけますでしょうか。」