希望日本賛同議員国会発言データベース
賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。
(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。
また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)
羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。
発言の詳細を表示します。
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議員名鬼木誠(自由民主党)
2015/3/10
委員会名衆議院 予算委員会第八分科会
「まず、このライドシェアは、法律上、営業許可を受けずに自家用車で営業する白タク行為ではないかということでございます。タクシーというのは、許可をとりまして緑のナンバーで営業しているわけでございます。緑のナンバーを持っていない車でタクシーの行為をすれば、それは白タク行為だということで道路運送法に抵触するというのが一般的なのですが、このライドシェアも道路運送法に抵触するのではないかという問題、法的な、形式的な問題がまず挙げられます。そしてまた、白タク行為だ、法律違反だという、形式的にアウトかセーフかという議論になりますと、また規制が自由な経済活動を阻害しているということで、私は抵抗勢力だという形で議論が矮小化しそうなので、もっと本質的な問題点を指摘させていただきたいと思います。それは、安全性の問題、まさに規制の本質そのものでございます。一つは、ドライバーが無資格の一般人であるという点でございます。タクシーは、ドライバーは二種免許というものを取っておりまして、運転技能や交通ルールの理解、そして、それをなりわいとしているということで、プロの倫理観というものがある。しかしながら、今回のビジネスモデルでは、車を運転するドライバーは、何の資格も持っていない一般の方がドライバーを務めるというところです。そして次に、事故が起こったときの問題でございます。福岡のケースでは、ドライバーが任意保険に加入していることというのが条件であったように聞いておりますが、しかしながら、その保険が、事故が起こったときに本当に保険金がおりるのか。一般の方が入っている一般の保険が、事故を起こした、しかしそれがライドシェアで別の人を目的地に送るときに事故を起こしたというときに、本当に保険金がおりるのかということが定かでないといった問題点。こういう安全上の問題があるわけでございます。また、海外では、ドライバーによるひき逃げ事故や女性の暴行事件なども起きておりまして、事故やトラブルが起こったときの責任の所在というものがはっきりしない。はっきりしないどころか、場合によっては誰も何も責任をとらないということもあるわけでございます。自由な経済活動なので、それは利用者の自己責任だということになりますと、まさに安全について野放し状態が放置されかねないのではないかということを懸念いたしております。小さな政府という考え方もあるのですが、これでは余りに国が責任を放棄していないかと考えます。これらの安全上、法律上の問題点を抱えるライドシェアについて国交省はいかがお考えになるか、お尋ねいたします。」