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希望日本賛同議員国会発言データベース

賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。

(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。

また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)

羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。

発言の詳細を表示します。


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議員名泉健太(民主党)

2015/3/10

委員会名衆議院 予算委員会第五分科会


「大臣、冒頭、確認だけですが、脳脊髄液減少症、聞かれたことはございますでしょうか。」 「これは、本当にひょんなことで日常生活で起こり得るものでありまして、何かしら脳に強い衝撃を受けたときに、それが原因となって、脳は、ある意味、頭の中で浮いたような状態ですね、それは脳脊髄液というものに支えられて脳が浮いているわけですね、その脳脊髄液が少なくなっていってしまうと、脳がぶら下がる、つり下がるような形になって、それでさまざまな障害が起こり得るというものでありまして、そういったことで、今かなり患者さんの数もふえているというようなところであります。多くの方々が、目まいや腰痛や吐き気や、そして思考力の低下ですとか、睡眠障害ですとか、何となくだるいですとか、そういうような中で、なかなか因果関係がはっきりしなかったり、あるいは症状が人それぞれであったりするものですから、理解もされにくいということで、大変悩み苦しんでおられる方々が多数おられます。そういうことで、厚生労働省の方では、今、調査研究の班もつくられて、補助金をいただいてその研究が進んでいるわけですけれども、改めて、厚生労働省の方の現在の対策がどのようになっているか、確認をしたいと思います。」 「徐々にそういう形で進んでいるということでありますけれども、今お話のあった研究、今、平成二十五年から二十七年までの三カ年の研究が進んでいるところであります。こちらの方も、今、周辺病態の研究ということになると思うんですけれども、これは百症例ぐらいを目標に被験者を募ってきているというふうに思うんですが、現段階でどれぐらいの症例が集まっているという理解なんでしょうか。」 「さらに詳しくですが、その中に、例えば子供の症例というのは含まれているんでしょうか。」 「そういう各医療機関への調査ということはそうなんですが、現段階でも子供の症例というのは存在はしていると思うんですが、これは入れられない理由が何かあるんでしょうか。」 「今のお話だと、子供さんであれば学校生活もあったり、いろいろなケースもありますから、同意が得にくいということでありますが、ということは、研究班の意思としては、子供の症例を何としても集めたいけれども、現段階ではそれがかなっていないということであって、集めないという方針ではないということで、改めてよろしいですか。」 「あと、子供と同様に、なかなかわかりにくいということでいいますと、交通事故の方の症例というものもやはり重要だと思いますけれども、例えば労災。これは、例えば工事現場で仕事をしている途中に脳にさまざまな衝撃があって、何らかのきっかけでこういったケースになってしまったものも含めて、労災や交通事故や学校現場での事故、学校現場のお話は子供ということになるわけですが、さまざまな患者がいますけれども、そういう寄せられている症例というのは、ある程度、そういった原因となるようなきっかけにおいてバランスはとれたものになっているんでしょうか。」 「そういった中で、今お話のあったように、科学的な指針、そういったものがそろっていくようにということで研究をしていただいていることは大変ありがたいというふうに思っておりますけれども、やはり、前回の保険適用の議論の中でも、論文の発表というものはとても重要な一つの要素であるというふうに伺っております。今回の研究の、二十七年度で終わるわけですけれども、とはいえ、二十八年に保険適用ということであれば、直前に論文が発表されて、果たしてそういうものに間に合うのかどうかということもあろうかと思いますが、二十八年の中で議論をされようと思えば、どれぐらいのタイミングまでに論文を出さなければならないのか、また、それが現在どのような進捗の状況になっているのか、お答えいただきたいと思います。」


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