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希望日本賛同議員国会発言データベース

賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。

(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。

また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)

羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。

発言の詳細を表示します。


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議員名古賀友一郎(自由民主党)

2015/3/18

委員会名参議院 予算委員会


「戦後七十年、我が国は戦争をしないできたことを考えれば、今更そんな検証が必要かという声も聞こえてきそうではありますけれども、戦後七十年がたち、戦争を体験したことのない国民が大部分を占めるようになってきたからこそ、戦争を繰り返さないために、どうしてああいうことになってしまったのか、何を間違ったのか、これから私たちは何を気を付けていかなければならぬのかといったことを整理することによって、教訓として、我が国の行動指針としていくことが必要なのではないかと思うところであります。我が国は、これまでそれを曖昧なままにしてまいりました。村山談話でも、単に、過去の一時期、国策を誤ったという表現で片付けられていますし、小泉談話でも、過去を直視して、歴史を正しく認識しという表現で片付けられています。私は、侵略といった言葉を嫌う人が少なからずいるのも、そういった整理がなされないままに戦前の我が国の歴史全体を否定するかのようなレッテルを貼られることに抵抗感があるからではないかと思っております。安倍総理も二十世紀の経験から酌むべき教訓を探ろうとしておられるようでありますが、今回新たに談話を発出するこのタイミングは、国民が教訓を共有する好機ではないかと思うわけでございます。そして、次に、二つ目の提案でございますけれども、今回の談話に国際社会への訴えを盛り込むべきではないかということであります。これまで二回の談話は、政府の決意表明にとどまっております。私は、十九世紀から二十世紀にかけての国際社会最大の反省点は、帝国主義、すなわち軍事力を背景とした対外膨張主義であったと思っております。我が国もその中に加わったわけでありますけれども、列強が各々、力によって自国の利益を追求した挙げ句、最後には二度にわたる悲惨な世界戦争になったわけであります。世界の平和と安定を維持すべく我が国が努力すべきことはもちろんでありますけれども、我が国の努力だけでは到底できるものではありません。そこで、我が国の国際社会に向けた訴えとして、力による国益追求を許さない、法の支配を徹底すべきことをアピールしていくべきだと、このように考えております。敗戦国とはいえ、戦後七十年、一度も戦争をせず国際平和に貢献してきた我が国は、そのことを国際社会に訴える資格があると思います。以上、今申し上げた二点につきまして、安倍総理の御見解をお伺いいたします。」


→議事録全体を見る(国立国会図書館 国会会議録検索システムが別タブで開きます)

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