希望日本賛同議員国会発言データベース
賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。
(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。
また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)
羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。
発言の詳細を表示します。
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議員名(※)山田太郎(日本を元気にする会)
2015/3/26
委員会名参議院 予算委員会公聴会
「実は、私、元々経営者だったものですから、どうやって地域を経営していくのかというような観点から、もちろん町づくりと企業経営は違うという側面も分かってはおるんですけれども、やっぱりその地域がある意味で輸出超過というんですかね、輸入超過、つまり外からしか物が来ない。例えば、商品券のように中央からお金を投入されても、結局それは地元の商店ではなくてスーパーとかチェーン店とかで使われてしまえば当然輸出されてしまうと。そんな中で考えた場合、やっぱり地産地消というのは非常に重要なキーワード。ただ、もちろん、各地域はこれまで町づくりのために地産地消、地産地消と言ってきたものの、なかなかうまくいっていなかったというのはもう事実だというふうにも思っております。あと、もう一つ大切なことは、新陳代謝というのも大事なんではないかなと。守るということも大事なんですけれども、やっぱり地域の最大の問題の一つは、高齢化といった問題、つまり、労働生産性が極めて低くなっている可能性がある。そうなってくると、老齢構造が変わらないにしても、その町の生産性は高めなければ成り立たない。そうでないと、結局、作って外に輸出するものはなくて、輸入ばかりをその地域はしてしまうということで、お金を投入し続けなければその地域はもたないという構造から抜けられない、こういう構造的なことを感じております。そうなってくると、新陳代謝のためには、産業と企業が、例えばベンチャーのように、ベンチャーといっても、昨今の独立系若者がやるようなベンチャーだけじゃありません、ソーシャルベンチャーであったりとかシルバーベンチャーなんというものもあります。中小企業が変わって、スピンアウトして新しいことをやっていくということもあるんですが、そういった地域ベンチャーの存在というのは極めて重要だというふうに思っています。そんなことを津々浦々考えてはきたんですが、そんなこと、又はその他に、この地域がどうやったらば輸出超過、又は、言ってしまえば自立、自活ですよね、できる可能性があるのか。そのために打っていく政策としては、私は、国が確かにどんなにお金をその地域にぶっ込んでも、それは単に輸入超過をどんどん推進してしまうだけなんじゃないかと、こういう問題意識を持っている。厳しいことを言えば、ほっておくというのも手なんじゃないかと、こうも考えるわけですが、辻山公述人、まずちょっとその辺の構造的な話で何か御意見があったらいただけないでしょうか。」 「次は三次公述人にお話伺いたいんですが、もう一つ地域の問題としては、地域クラスターというんですか、要はその地域が最低限成り立つための有機的なつながり、こういうのが必要だというふうに思っています。そんな中で、今各地域がその地域クラスターが崩れて存立できない。例えばどんなものが必要かというと、病院、学校、それから商業施設、それからもしかしたら地域の基幹産業と。三次公述人のところは病院に手掛けられたということだと思いますが、市町村合併なんかも多分そういった地域クラスターを維持していこうというような観点から考えるべきだと思いますし、そういうことが整理できると道州制の有無だとかいろんなことが整理できていくと私は思っております。そんな中で、市長が見た場合、今後、どんな機能が一番今やばい状態にあって、その地域クラスターということを考えた場合に必要なのかなと。そのことについては、これはもう中央も地方もない、先ほど辻山公述人の方もおっしゃっていましたけれども、やっぱり国のレベルで議論することでもあるとは思っていて、そういうことに対して、もしかしたらその地域に補助を付ける、国も支援していくのは意味があるとは私は思っておるんですが、そんな中で三次公述人の方に何かお話しいただけないでしょうか。」