希望日本賛同議員国会発言データベース
賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。
(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。
また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)
羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。
発言の詳細を表示します。
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議員名(※)山田太郎(日本を元気にする会)
2015/3/26
委員会名参議院 予算委員会公聴会
「そんな中で、まず川出さんにお伺いしたいんですが、実は、御案内かもしれませんが、日本の年金、今後どうなるかということ、特に積立金どうなるかということにおいては、はじき出す数字が様々出ておりまして、大体政府と我々野党が追及する場合にいつもその数字の前提で合わないんですね。今政府の方は基本ケースとしては賃金上昇二・一%、それからGPIFの金利も四・一というかなり高い数字を出しております。ただ、現実的な直近のここ十五年間ぐらいの数字を見てみたら、どう考えても賃金上昇は一・四%いかないんじゃないか、GPIFも二〇〇一年から二〇一一年までの金利分を見ると一%いっているかどうかということになります。そうなってくると、実際の年金の積立ては二〇三八年に使い切ってしまうと、こういうようなこともあるわけでありまして、そういった実は経済の前提がはっきりお互い、要は国会の中でも、政府と国会議員というか、あるいは国民としっかり議論ができていないと前にちっとも進まないと、こういうことなんですが、この辺り、どう考えればいいのか。私は、実は元々経営者だったものですから、ワーストケースというのはやっぱり気にするんですね。国家も会社も潰すわけにはいきませんから。もちろんただワーストケースばかり言っていると社会不安にもなってしまいますので、先ほど公述人の中にもいろいろな示唆するお話があったと思うんですが、この辺り、特に年金という問題を考えた場合にどの辺りを、いわゆるコミュニケーションというか、国民と一緒に考えていく経済前提の数字として見ていけばいいのか、その辺り、教えていただけないでしょうか。川出公述人、お願いします。」 「実は、川出先生なんかも専門家なので虎の子でいろんな数字は持っていらっしゃるんじゃないかなと、あえて今日は余り出されていなかったと思うんですが。そんな中で、虎の子数字で一つ是非教えていただければ聞きたいんですが、要は今後のマクロ経済を占う場合にGDPどうなるかってかなり大きな問題だと思っています。先生の資料の中、九ページ、ありましたけれども、このような状況の中で、本当に今後二%達成又は維持できるんだろうかということは非常に私は厳しいんじゃないかなと。特に二〇一七年、一旦、消費税が現実的に行われれば、その後失速するんではないか、あるいはオリンピックがあるから持ち直るんではないか、いろいろありますが、多分、信頼性検証の問題で、先生の場合の検証結果で結構なんですが、一〇%、二〇%、それぞれの信頼性の中で、どれぐらいの幅の中でこの辺り、特に二〇二〇年に向けていくのかどうか、もし虎の子の数字があったら教えていただきたいんですが、いかがでしょうか。」 「その場合に、もう一つお伺いしたいんですが、中位の計算が、じゃ、このベースラインだという、この赤の標準だというふうにするとすると、ここからのぶれは主に何の変数が一番大きいと考えられるのか、分かる範囲で結構ですので。この辺りが特に分かってこないと、又は政府なりなんなりが出してこないと、実は統計の専門家としてもなかなか計算しにくい側面があると。何でこんな質問をするかと。先ほどの独立推計の機関を仮につくるとしたら、やっぱりここは政府含めて出してもらわないとできないんじゃないか、あるいは、いや、そんなのはもう大学のレベルでも全ての数字が分かるからある程度できるんだよと、こういうことなのか、是非その辺りも教えていただけないでしょうか。」 「次に、大沢先生の方にお伺いしたいと思いますが、先ほど冒頭で述べたんですが、まさに年金は積立てとして保険と考えるべきなのか、税金として考えるべきなのか、その辺り、論点の整理ということで御意見をいただきたいと思っています。当然、保険と考えれば、要は累進性の問題というんですかね、高いいわゆる所得でもってたくさん納めた人は高くもらえるけれども、そもそも納められなかった人はもらえないということになってしまう。そうなってくると、累進性どころか生活保護との関係というのも出てきてしまうのかなと。一方で、もちろん、税金と考えると、若者から高齢者に対する所得移転ではないか、あるいは後世の人たちに対するいわゆる負担というか、なかなか難しい問題だとは思っていますが、国も国会もこの辺り議論が十分進んでいない中で事態はどんどん進んで、私は悪い方向に進んでいると思っているんですけれども、心配に思っている国民は少なくとも多いということではありますが、その辺り、是非、大沢さんの方から御意見いただけないでしょうか。」