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希望日本賛同議員国会発言データベース

賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。

(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。

また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)

羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。

発言の詳細を表示します。


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議員名和田政宗(次世代の党)

2015/4/1

委員会名参議院 予算委員会


「まず、社会保障の質問に入る前に、先日、村山談話に関する質問主意書に対して答弁書が返ってきましたので、それについて聞きます。私の質問主意書は、戦後五十年の村山総理大臣談話について、談話の中で述べられている植民地支配、侵略について、我が国が行ったどのような行為を指すものなのか、そして定義は何かと聞いたものですが、これに対し、閣議決定を経て出てきた答弁書はちょっと驚くものでした。こちらのパネルを御覧ください。(資料提示)答弁書の内容を記しています。答弁書で植民地支配と侵略についてどう答えているかといいますと、植民地支配及び侵略の定義については様々な議論があり、お答えすることが困難であるというものです。すなわち、定義できない文言を村山総理談話で使っているということになります。私は総理大臣談話の中に定義できない文言を使っているのは問題ではないかと思いますが、国の見解を聞きます。」 「では、総理大臣談話以外の広く外部に向けて発出する政府の公文書に定義できない文言を使うことはできるんでしょうか。」 「定義できない文言が使えるか使えないかについて明確なお答えがなかったですけれども、これ、例えば定義できない文言を公文書で使っている場合に、外国からその言葉の定義は何ですかと聞かれて、いやいや、それは実は定義できないんですけれども使いました、趣旨を御理解くださいというのは、これ対外的信用をなくしてしまうと思うんですけれども、それでも定義できない文言も使えるということなんでしょうか。」 「では確認ですが、定義できない文言を使って総理大臣談話を出すことが可能だということですね。」 「このやり取りを見ても、一人の総理の意思によって歴史的事実を飛び越えることができてしまい、それが既成事実化されてしまうというのが分かります。こうして、学者の中でも議論がある侵略、植民地支配という文言が総理談話に盛り込まれてしまったわけです。私は、日本軍の戦闘に巻き込まれて命を失ったアジアの方々がいることは承知をしており、本当に申し訳ないという思いは私も持っております。そして、他民族に統治されたことを快く思わない方々がいるということも認識をしております。しかし、侵略、植民地支配という文言については、歴史的事実から飛躍し過ぎているというふうに思います。安倍総理に聞きます。総理は、我が国が日露戦争から昭和二十年の終戦までの間に侵略、植民地支配を行ったという考えを取るんでしょうか。」 「否定したことはないということは、植民地支配そして侵略ということについて肯定するということでしょうか。」 「村山談話の曖昧さもここまで明らかになったわけですから、新たな戦後七十年談話には、定義できない侵略、植民地支配という文言は盛り込めないというふうに私は思います。七十年談話には盛り込まないということで確認したいですが、総理は盛り込まないという考えでよろしいでしょうか。」


→議事録全体を見る(国立国会図書館 国会会議録検索システムが別タブで開きます)

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