希望日本研究所とは、「希望あふれる日本」にするためには何をすべきかを常に考え、提言し、実行していく場所です。

希望日本賛同議員国会発言データベース

賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。

(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。

また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)

羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。

発言の詳細を表示します。


Warning: Undefined array key 12 in /home/kiboucollege/kibounippon.jp/public_html/kri/index.php on line 173

議員名玉木雄一郎(民主党)

2015/4/15

委員会名衆議院 農林水産委員会


「TPP交渉については、いよいよ大詰めを迎えているという報道もありますし、安倍総理が訪米をされるという中で、また一定の進展があるのではないかと言われておりますけれども、きょう私が質問を申し上げたいのは、TPP交渉に関する情報公開についてでございます。まず伺います。当委員会で決議をしたTPPに関する農林水産委員会の決議の第七項目め、何が書いてあるか。小泉政務官、いかがでしょうか。」 「両院の決議はしっかりと守っていただきたい。そのことを守る、いや、守ったと評価されるような交渉を進めてまいりたいということを答弁いただきますけれども、いわゆる五項目、牛肉・豚肉、乳製品、米、麦、砂糖、こういったことを守っていただくのもそうなんですが、決議の中には、守るべき項目のほかに、手続的な、ぜひ守っていただきたい項目が書かれてあって、今政務官に読み上げていただいた、とりわけこの七項、「交渉により収集した情報については、国会に速やかに報告するとともに、国民への十分な情報提供を行い、幅広い国民的議論を行うよう措置すること。」となっていますが、現時点においてこれが守られていると、政務官、御認識ですか。」 「政務官にお伺いします。アメリカ側はかなり、例えば、資料六の二ページ目の真ん中どころの下に、連邦議会議員であれば誰でも交渉中の協定文書、英語では、プロバイディング・アクセス・ツー・ザ・フル・ネゴシエーティング・テキスツと書いていますね、交渉中のいわゆるフルテキストを閲覧できる。セキュリティーチェックを受ければ、スタッフも同行できるということを書いています。その下にあるように、交渉のテキストはすごい厚いですから、条文を読む手助けとして、TPPの各章、チャプターをわかりやすく要約した、ウイズ・プレーン・イングリッシュ、わざとわかりやすい英語でサマリーを示します。かなり議員に対しては情報提供をしようとする姿勢が出ているんですね。今、政務官の答弁にもありましたけれども、一方で交渉参加国の守秘義務があります。これは、各国はいろいろ苦労しながら、その守秘義務と国内の説明責任をどう果たしていこうかというそのせめぎ合いの中で、それぞれ大変苦労をされているんだと思うんです。日本も、アメリカがこれぐらい出しているのであれば、同じぐらい、やはり関係者に、とりわけ国会議員に対しては、与野党を問わず情報提供をしながら、またそれを強い交渉力に生かしていくというような戦略的な取り組みを、この最終段階になった中では、米側がこういうことをするのであれば、我が方もすべきではないかなと私は思うんですけれども、いかがでしょうか。」 「そういう答弁を甘利大臣からも伺っているというのを聞いていますけれども、必ずしも全てのテキストにアクセスできていないと聞いていますということなんですが、聞いていますじゃなくて、聞いてください。アメリカ大使館は、いっぱい人がいるので、働いてもらったらいいと思うのは、それぞれの下院議員なり上院議員なりに当たっていって、どこまでアクセスしていますかと聞けばわかるので。特に、私はそのフルテキストにアクセスするよりも大事だなと思ったのは、議員に交渉で提示する前に米国提案を示しているということですね。こういうオファーをするということを、米国提案を見せているというのは、これはかなりな話であって、こういうことが本当にやられているのかどうなのかということの実態を調査していただいて、当委員会に報告をいただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。これは政務官か、あるいは、委員長、お取り計らいいただければと思いますけれども。」


→議事録全体を見る(国立国会図書館 国会会議録検索システムが別タブで開きます)

戻る