希望日本賛同議員国会発言データベース
賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。
(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。
また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)
羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。
発言の詳細を表示します。
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議員名大野元裕(民主党)
2015/4/21
委員会名参議院 外交防衛委員会
「次に、防衛大臣にFMS契約についてお伺いします。衆議院の安全保障委員会で、大臣は、FMS契約も条件に合うならばこの法案の対象になる可能性があると答弁されています。条件というのはこの①から④だと思いますけれども、じゃ、現行のFMS契約、どう改善されれば、あるいはどのようなことが具体的にこの紙に書かれているような条件に合うことになれば当該法案の対象になるのか、具体的にお答えをいただきたいと思います。」 「留意していただくのは当然ですけれども、ならば、FMS契約では、この②の安定的な調達ですけれども、部品等の供給は契約期間を通じ、あるいは長期間にわたりこれは担保されるんでしょうか、保証されるんでしょうか。」 「そうすると、この②の当該調達の安定的な実施に資するものというものを我が国として担保する措置はないというふうに私は理解をいたしますが、それでよろしいですね。」 「若干時間がないので幾つか飛ばしますけれども、このFMS契約のもう一つの特徴であります納期を守るということも、実はアメリカ側には究極的には義務付けられていないと私は理解をしていますけれども、これはこの②の安定的な調達と整合性が取れるものでしょうか。」 「もう一点お伺いしますけれども、資料の六のところで未精算金額についてというのが書いてございます。これ、実はFMS契約に伴う未精算金額です。大臣がおっしゃられたとおり、これ、一般論でいうと前払になります、原則。前払になって、最後、精算をしてお金が戻ってくるようなことが多いんだろうというふうに私は理解をしておりますけれども、この未精算額が相当積まれているんです。実は、平成二十年一月に防衛省の装備政策課が作ったFMSの一層の改善というのがありまして、これで、実は、今後一生懸命具体的なことをやって平成二十年度以降は減らしていきますというふうにおっしゃっているんです。ところが、平成二十年度以降、いかがでございましょうか。増えています、未精算額。累積も増えています。そうだとすると、FMS契約の問題をここで把握はされていながら、未精算額がほぼ倍増しているような、平成二十年度以降ですね、状況でございます。だとすると、これは、改善への表明は、私は現状維持どころか悪化しているんだと思います。このようなところで全体の縮減額だの、あるいは、これは役務に関してですけれども、それについて十年後のことを言うというようなことを言うのは余りにも無責任ではないかと思いますが、こういった未精算額についてはどのように対応、担保をした上で、FMS契約について例えば十年間の適用をされるというふうにお考えなんでしょうか。」 「大臣、そうすると、時間がないのでお伺いしておきますが、私がお伺いをした何点かの問題については、改善されない限りFMS契約は当該法案の対象にはならないというふうに考えてよろしいでしょうか。」 「済みません、アメリカ側との協議は聞いておりません。私が申し上げた三つの問題点について担保がなされない限り、今回の法案はFMS契約には適用されないかという我が国の判断を聞いているわけで、全くアメリカ側との協議は聞いておりませんので、きちんとお答えください。」 「もう少し突っ込んだお答えを私は期待しましたが、ただ、いずれにしても、もし仮にこの議事録を国民の皆様がお読みになれば、FMS契約、きついかなとお思いになると思います。私は、これ、十年どころか五年でも果たして適切かどうかというのは若干やはり議論はあるところだと思います。そこにつきましては竹谷政務官にお伺いをしておきたいんですけれども、これ、現状は五年の債務負担行為にFMS契約はなっていますが、これらの問題については十年だからいいとか五年だからよくないとかという話でもないのかなと私は思っていますけれども、果たしてこれらの債務負担行為が適用されていることが現状で適切とお考えでしょうか。」