希望日本賛同議員国会発言データベース
賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。
(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。
また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)
羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。
発言の詳細を表示します。
Warning: Undefined array key 12 in /home/kiboucollege/kibounippon.jp/public_html/kri/index.php on line 173
議員名(※)馬淵澄夫(民主党)
2015/5/13
委員会名衆議院 経済産業委員会
「原発が低コストであるとの認識を経産省がこの長期需給の中で示してきたわけでありますが、運転コストが低廉ということに関して言えば、燃料費などの運転コスト、バックエンド費用、事故対応費用、その他の電源よりもこれが低廉である、こういうことだと思いますが、これは端的にそうだということでお答えいただけますでしょうか。」 「コストが低いということは、すなわち、今ここで議論されている電力の自由化の中では、自由競争の中で、つまり極めて強い競争力を持っているということになります。つまり、この原発電源というのは市場で有利性を確保する、このように考えておられるということでよろしいでしょうか、大臣。いかがでしょうか。」 「では、その場合には、安価な電源だということであれば、少なくとも、再エネは一方でCO2に関しては有利かもしれないが、コストの部分では非常に競争力が低下してしまう、つまりお金がかかってしまう、コストのことがマイナス要因だという、これも議論がありました。これは特に、固定価格買い取り、FITの問題もあります。つまりは、原発で発電した安価な電気に関しては、FITに類似するような政府の一切の支援策の検討の余地はないということでよろしいんでしょうか。大臣、いかがでしょうか。」 「大臣、安価な原発、安価な電源であるといいながらも、一方、再生可能エネルギーはFITのようなものがあるから高コストだと言っているが、この議論というのは一切出ていません。少なくとも、CfDについては、コスト等の検証委員会の中には何ら議論は上がっていません。しかし、一方、原子力小委員会では、CfDの検討ということで示されているんですね。大臣、これは、今、坂根委員長のもとで、需給委員会で出そうとしている二〇から二二%、安いから原発の比率はこれぐらいになるんだとおっしゃってきたことと矛盾しませんか。CfDの検討を原子力小委員会では進めているというふうにこれは理解できませんか。いかがですか。」 「大臣、今私が申し上げたように、検討もしていない、ただ資料を示しただけだとおっしゃっているが、そう言いながら、原発の二〇から二二の数字が、今日、今まで何も決めていないと言いながら出てきた。そして、そのときに機を合わせたように、三名の委員から新増設、リプレースの議論が、俎上にのせるかのような意見が出てきた。それでもまだ俎上にはのっていないと大臣は強弁される。その上で、CfD、着々と準備が進んでいるじゃないですか。電力システム改革、自由化と矛盾するこの方向性、大臣、これを今後どうやってコントロールされますか。検討されるんでしょうか、検討されないんでしょうか、CfDについて。お答えください。」 「私が申し上げたいのは、大臣、これをしっかりと国民の前に示して、そして議論をしていかなきゃならないということなんです。自由化になりましたね、最も安いですね、そして、再生可能エネルギー、頑張っていますけれどもなかなか進みません、申しわけございませんという言葉がつくかどうかは知りませんが、しかし、結果的には、これをやっていく上においては何らかの支援措置が必要だ。CfDが、あるいはCfDとは違う名前になるかどうかは別としても、導入され、いつの間にか消費者がその負担を背負う。最もコストが低いという話ではなくなるんですよ。大臣、これは極めて重要な論点だと私は思っています。しっかりとここはリーダーシップを持って、この問題、指示するつもりはないとおっしゃっていただきましたが、できる限り低減するというエネ基の方針と、そして再生可能エネルギーに関しては大臣は強い意思をお持ちだ、私はそのように受けとめさせていただいています。全力で応援をさせていただきたいと思いますが、今申し上げたように、矛盾する施策が同時進行しながら、結果的に国民に何も知らしめずに進めていくことに対する懸念ということを申し上げたいと思います。大臣、最後に、今私が申し上げた点について御意見をいただけますでしょうか。」