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希望日本賛同議員国会発言データベース

賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。

(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。

また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)

羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。

発言の詳細を表示します。


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議員名石田まさひろ(自由民主党)

2015/5/21

委員会名参議院 財政金融委員会


「医薬品の市場が今非常に変わりつつあるんじゃないかということなんですけれども、高齢化が進むと医薬品の市場というのは伸びるというふうに思っているのが普通だと思うんですけれども、これはOECDのデータから作成してみたんですけれども、アメリカはちょっとデータが突出し過ぎてここに載せませんでしたけど、傾向として、ヨーロッパ、アメリカでは大体もう医薬品の市場が止まってしまったというか停滞しているんですね。それにかかわらず、日本ではまだ伸びつつあるという、こういった状況にあります。理由は様々あると思うんですけれども、例えば二〇一〇年問題というのもありまして、大型の医薬品の特許がこの頃にまとめて切れたというのがあります。例えば、日本の製品でしたらば抗菌剤のクラビットですとか認知症のアリセプトですとか、そういった大型の薬の特許が切れてジェネリックに代わっていくというような、こういったことがあってなかなか伸びにくくなっているという状況があるかもしれません。ところが、日本市場だと伸びているんですね。この辺についてちょっと財務省では、この市場の規模が増えているということについて御見解があればお伺いしたいというふうに思います。」 「こういうのをスペシャリティー医薬品とかというんですけど、こういったものがこれから研究開発や管理、流通ができるような仕組みに切り替えていかないといけないわけで、ここをもしサボっていくとそもそも医薬品が開発できませんから、医療そのものを停滞させてしまうことになりかねないわけです。したがって、今、医薬品市場では、こういった開発ができて、ちゃんと患者さんの手元に届くようにするための工夫をしていかなきゃならないし、これが成長戦略で言う画期的医薬品の開発ということになると思います。そこで、ちょっとそろそろ具体的な提案に移っていきたいと思うんですけど、まず、これについて、薬につきましては、今、財政等審議会ではかなり議論が進んでいますが、その議論でどういった提案を財務省がしているか、お聞かせいただきたいと思います。」 「また、それだけじゃなくて、例えばさっき言ったスペシャリティー医薬品、本当にこれから希少な薬がとても大事になります。流通だって大変で、場合によっては、例えば作ってからもう数時間で使わないと壊れちゃうと、そういった薬は本当に流通も大変ですから、そういった流通のコストが掛かる分を埋めていくとか、そういった部分の整備に使うなどに工夫すべきだというふうに考えるわけです。つまり、もっともっとお金を薬価から浮かして、その分を財政健全化だけじゃなくて、むしろ創薬開発だとか市場の整備に使っていくという、こういったアイデアが長期収載品とジェネリックを分けないという考え方なんですけれども、例えばこういったアイデアはまだほかにあるかもしれませんが、こういったことについて御所見をまず伺いたいというふうに思います。」


→議事録全体を見る(国立国会図書館 国会会議録検索システムが別タブで開きます)

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