希望日本賛同議員国会発言データベース
賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。
(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。
また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)
羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。
発言の詳細を表示します。
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議員名大野元裕(民主党)
2015/5/26
委員会名参議院 外交防衛委員会
「さて、この防衛省設置法案に関しましては、今日もありましたが、シビリアンコントロールに関する議論が種々なされました。防衛大臣にお伺いしますが、文民統制とは軍に対する政治の優先を言っている、これはもう既に何度もお聞きしました。これはもう繰り返されることは結構でございますので、その上で、次に、防衛省内部については、大臣は、防衛大臣が内部の部局により補佐を受けて文民統制を行う、つまり、あくまで内部部局は大臣に対する補佐であって、大臣は文民政治家として軍を統括する、こういうことをおっしゃってきたと私は理解しますが、まずそれを確認させてください。よろしいでしょうか。」 「その上で、そうだとすると、私、腑に落ちないのは、昭和四十五年四月七日の佐藤総理の国会答弁で、彼は、あえて、国会の統制と内閣の統制、それから国防会議の統制と三つ分けるんですね。その上で、分けた上で、文官という言葉を用いて、防衛庁内部の文官統制、これはあえて分けて言っています。そうすると、この防衛庁内部の文官統制というのが今の大臣の御説明からは分からないんですけれども、この防衛庁内部の文官統制という総理の答弁、これ、いかなる統制のことをいうんでしょうか。」 「佐藤総理の文民統制の意味は先ほども私申し上げましたが、大臣のおっしゃるとおりかもしれません。しかし、佐藤総理は、それを四つに文民統制を分けているんです。申し上げましたけれども、国会の統制、内閣の統制、国防会議の統制と防衛庁内部の文官統制、四つに分けているんです。文民統制の意味を改めて別な言葉を引いて今大臣はおっしゃいましたが、その四つに分けた中の、防衛庁内部の文官統制という言葉をあえて分けて使っているんです、最高指揮官たる総理が。この分けたうちの四つの一つ、防衛庁内部の文官統制という言葉、これの説明を求めているんです。それは全くお答え違うと思いますので、改めて賜りたいと思います。」 「自衛隊をコントロールを文官がするのではない、そうじゃない、それは分かりました。だとすると、防衛庁内部における文官統制はどういう理解なんですか。大臣は否定形でそうじゃないとおっしゃいましたが、だとすると、この防衛庁内部における文官統制という総理がお使いになった言葉は誤りであったということなんでしょうか。是非教えてください。」 「私はというのは何ですか、大臣。僕は政府の答弁聞いているんです。大臣の御理解はそうかもしれないけれども、じゃ、佐藤総理の答弁というのは否定されるということで、それでよければ私、これで話終わりますけれども、よろしいですね。」 「要するに、きちんとした政府の答弁を求める。文官という言葉は、今おっしゃいました、大臣は文民なんだそうですね、文官というのは役人だとおっしゃいましたけれども、防衛庁内部における文官による統制と言っているわけですから、これについての私はきちんとした答弁を聞きたいと言っているだけなんですから、是非そこは、防衛庁の内部の文官統制という言葉についてもう一度、佐藤総理の言葉を否定されるならそれでも結構ですし、是非お聞かせください。」 「その上で、この十二条についてお伺いしますけれども、十二条は文官による大臣の補佐を規定しています。それはまずよろしいですよね。その上で、文官が大臣を補佐して文民統制が構成されているのを、これは大臣おっしゃいました。他方で、法案の十二条、現在のじゃなくて新しい法案の十二条では、いわゆるユニホームと相まっての補佐に変更をされています。これ、いわゆるユニホーム、武官ですね、が大臣を補佐し文民統制を遂行させるということは、これは統制を受ける側が補佐をして、もしも、先ほどおっしゃいました、文官が補佐をして大臣がコントロールするのが文民統制であるとすれば、これ、ユニホームが補佐をして、統制される側が統制する側を統制するとすれば、これはマッチポンプ、言わば統制されるべき者が重要な統制権者を補佐することになってしまって、制度としてこれ問題残ることにはならないのかどうか、大臣の御見解を伺いたいと思います。」