希望日本賛同議員国会発言データベース
賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。
(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。
また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)
羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。
発言の詳細を表示します。
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議員名玉木雄一郎(民主党)
2015/6/2
委員会名衆議院 農林水産委員会
「中央会の監査制度について少し集中して質問をしたいと思います。中央会監査の見直しが今回の法律改正の大きな柱の一つになっていることは間違いないと思いますけれども、この中央会の監査制度を見直すことがどのように岩盤規制に穴をあけることになるのか、裏から言うと、どのような岩盤規制があるから、この中央会制度を見直すことによってその岩盤に穴があいていくのか、このことについてわかりやすく御説明をいただきたいと思います。」 「問題は、業務監査を外すこと。このことが、突き詰めれば、私は、六十年ぶりの改革の一つなのかなと法理的には思うんですね。ここで質問なんです。明確に聞きます。会計監査ではなくて業務監査、業務監査の義務づけを外すことが単協の自由度を高めることに具体的にどうつながるのか。もっと具体的に聞くと、今までの制度のもとで、全中の業務監査があったことによって、単協の自由な経済活動が抑えられていた例があれば、それをお示しください。規制部局でも、農水省でも、どちらでも結構です。」 「もう一回聞きます。今回の農協改革の大きな柱の一つ、あえて紹介します。ことしの二月二日の予算委員会で、有村規制改革担当大臣は、六十年ぶりの農協改革によって中央会制度を新たな制度に移行すること、これが農業分野における岩盤規制の見直しと答弁しているんです。だから、中央会制度の見直しというのが今回の六十年ぶりの岩盤規制の見直しの柱なんですね。絞って聞きます。会計監査ではありません。今回、法律の中から確かにとれている業務監査が、単協の自由な活動あるいはその構成員たる農業者の自由な活動を阻害している、先ほど言ったようなホームページはつくれないとか、こういう例を一つでいいからお示しください。」 「与党内の議論を一部御紹介いただきましたが、正確にもう一回お答えいただきたいんですが、その与党内の議論も、農業者とかあるいは組合長が、ここまでやるかというある種の制約や規制を受けたり、これは中央会からの指導なんですか、それとも全中からの何か縛りの結果そういう発言になっているのか、都道府県中央会の縛りによってそういう発言になっているのか、その点、大臣、与党内の議論をもう一度御紹介ください。」 「今与党の話をお聞きしたので、政府側に聞きます。規制改革会議のワーキングの議論の中で、全中の指導あるいは監査、こういったことが現場の地域農協、単協、あるいは構成員たる農業者に対して具体的にどのような弊害があるのか、つまり、この法律の立法事実になるファクト、このことについてどのような具体的な発言があったのか、御紹介ください。」 「正確にお答えください。そのお話は誰のお話ですか。」 「次長、前任者の答弁をよく勉強されていますか、大川さんの。私は、もちろん細かい通告はしていませんが、この間の経緯について全部聞くというふうな通告をしています。私は、これは初めて聞く質問ではありません。ワーキンググループの中で、中央会の監査によって弊害があって、その結果、最初は中央会の廃止ということを規制改革会議は打ち出されましたけれども、そういった議論がワーキングであったのかというふうな私の質問に対して、一回もありませんでしたという答弁をされています。御存じですか。」 「診断が間違ってしまうと正しい薬が出せないし、場合によっては間違った手術をして、切ってはいけないところを切ってしまうかもしれないんです。だから、この点について、我々だけではなくて、農業者、そして農協の関係者の皆さんにも納得のできる説明をお願いしたいと思うんですが、大臣、いかがでしょうか。」