希望日本賛同議員国会発言データベース
賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。
(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。
また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)
羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。
発言の詳細を表示します。
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議員名大野元裕(民主党)
2015/6/4
委員会名参議院 外交防衛委員会
「外務大臣に是非お伺いをさせていただきたいと思います。この報告書によれば、殺害をされました湯川氏、後藤氏の渡航目的についての論点がありました。この渡航目的については、今後に生かすためにも引き続き究明をするべきである、つまり分からなかったという結論であります。後藤氏の渡航に際しては、外務省が数度にわたり聴取をし、渡航の取りやめの説得をしたというふうに書かれていますけれども、外務大臣、ちょっと疑問だったんですが、何度も渡航取りやめの説得を行ったときに渡航の目的を聞かなかったんですか。教えてください。」 「そうすると、全く渡航目的等について触れずに、三回も会っていてですよ、しかも面会もしていて、そこで渡航取りやめの説得を行うというのはなかなか難しいんだと思いますけれども、今日は三好局長にも来ていただいているので、ちょっとよろしければ教えていただきたいんですが、やはり領事局としては丁寧にそこは対応されているんだと私は思いますけれども、渡航目的も全く聞かずに取りやめの説得というのはされるんでしょうか、一般に。」 「さらに、そこで一報はあった。そして、こういった情報があった後もなお、湯川氏及び後藤氏が拘束された可能性がある行方不明者として一般論として扱ってしまったことはどうしてなのでしょうか。私は、可能性というか蓋然性は相当その時点で高まった、あるいはそこで情報を聞けたと思うんですけれども、外務大臣、そこについて御確認をさせてください。」 「済みません、一点、ただ抜けているんですが、九月の時点でジャーナリストと学者の方が行かれた、その後の情報を外務省、警察庁は聴取はしていなかったんですか、したんですか。そこはちょっと教えてください。」 「そんな中、しかしながら、まだまだ分からない、行方不明者として取り扱っていた。ただ、九月にこれらの方が行った。そこで、私は外務省としてはやはり聴取するべきではなかったかと思うんですが、そこはいかがですか、外務大臣。」 「それは、済みません、ジャーナリストの方あるいは学者の方が外務省と接触するのは嫌だというふうに向こうが拒否したということなんでしょうか。」 「その上でお伺いしますが、この検証報告書、開きますと、すぐに人命第一と書いてあるんです。外務大臣、どの辺りが人命第一と読めるのか教えてください。」 「だとすると、十二月の三日でしたかね、お亡くなりになられた後藤氏の御家族へのメールに対するアドバイス、あるいはメールに対して返信をするような例えば示唆だとかそういったことについては、なぜ我が国政府はこれを行わなかったんでしょうか、教えていただきたいと思います。」 「全力は尽くしたけれども、犯行グループとおっしゃいましたが、そこに対するメールをこういった形で出せとか、そこからコンタクトを試みるといったことはやらなかったということだと、この報告書ではそうなっていますけれども、それはなぜだか教えていただきたいと思います。」 「ということは、人命第一ではないんですか。御家族のお気持ちが最優先と今おっしゃいました。人命第一、第一より最優先があるということなんでしょうか。これ、ちょっとよく私分かりにくいんですが、なぜかというと、メールが来た、それが犯行グループだと先ほど断定されましたけれども、それだとすれば、その犯行グループに対して例えばそこを通じてコンタクトをするとか、そういったことは一つあり得たのではないかと思うんですが、いかがでしょうか。」 「ということは、御家族がメールでコンタクトをしてほしくなかった、外務省や警察庁には関与してほしくなかったということですね。」 「要するに、これまでの知見に従えば、そのメールを通じてコンタクトはしない方がいいというアドバイスを政府はされたということですね。」 「これ、済みません、何か月もの間放置しておく方が御家族にとってはつらいことになるんだろうと私は思いますし、そこについては、まず相手をきちんと確認するとかという手段はあり得たのではないか。ということは、検証の中にもう一度、この九月の専門家の方等についても検証するべきではないかと思うし、その専門家の方から、後からでもいいですから話聞くべきじゃないかと思うんですが、いかがですか。」