希望日本賛同議員国会発言データベース
賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。
(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。
また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)
羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。
発言の詳細を表示します。
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議員名和田政宗(次世代の党)
2015/6/16
委員会名参議院 国土交通委員会
「では、通告をしておりました防潮堤の予算について聞いていきたいというふうに思います。今月三日に復興庁は、新規防潮堤の予算について地元自治体に一部負担を求める方針を発表しました。これにより、被災地の巨大防潮堤の建設の見直しを求めている地元住民の間では、宮城県などが何とか今年度中に事業決定をしようと強引な進め方をするのではないかという危惧や、逆に、来年度まで待てば、住民合意に至らなければ、費用負担の問題から宮城県が防潮堤の高さを下げるなど適正化を行うのではないかなど、様々なことを想定して動いておりました。しかしながら、お手元の資料にもありますとおり、六月十二日のこれは毎日新聞の夕刊ですが、このように、新規防潮堤、全額国費負担というふうに報道が出ておりまして、翌日の地元紙も同様の報道をしておりました。これで大きな混乱が地元に生じております。新規の防潮堤について地元負担は撤回したのか、復興庁、答弁願います。」 「決定したものを発表していただければ地元に混乱も生じないわけですが、これ六月中の決定ということで、じゃ、実際どうなんだという疑心暗鬼が今あるわけですが、私もそれこそ取材活動をしていた人間でありますので、こういうふうに書く場合というのはしっかりとした情報源があって書くというような形になりますけれども、これは復興庁の職員が、復興庁の政務なり大臣なりが記者に話したということではないんですよね。どうなんでしょうか。」 「私は、知事が県外で観光PRをしていただくということは大変有り難いというか、いいことだというふうに思うんですけれども、復興に余裕が出てきたという発言は、しかも三百人聞いている公的な場であります。これは見過ごすことはできないというふうに思うんですが、小泉政務官は復興に余裕が出てきたという、同様の認識でしょうか。」 「引き続き、巨大防潮堤の在り方について聞いてまいります。石巻市の雄勝地区では、中心部の住民などが、宮城県計画の九・七メートルでなく四・一メートルの原形復旧を望んでおります。これもお手元の資料の二枚目でございますけれども、実は地元の区長も反対しておりまして、住民合意がいつ取られたのか判然としないまま宮城県は計画を進めております。こうした状況を含めまして、住民合意の在り方について国の見解をお願いします。」 「国交大臣にお聞きしたいんですけれども、住民合意が取れていない防潮堤については合意が取れるまで建設されないとの考えでよろしいでしょうか、お願いします。」 「大臣、済みません、住民合意が取れていない防潮堤については合意が取れるまで建設されないということで、それでよろしいですね。」 「そうすると、合意形成がない場合でも建設されるということがあり得るということでしょうか。」 「これ、多額の予算を投じまして巨大防潮堤造られているわけですけれども、沿岸部の道路は津波警報時には通行止めなどの通行制限がなされるはずで、これ費用対効果を考えてもおかしいというふうに思います。国交省の見解、どうでしょうか。」 「これはさんざん聞いてきましたけれども、そうしましたら、人命とか守るべき財産が特にない場合というのは防潮堤は必要ないということですね。」