希望日本賛同議員国会発言データベース
賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。
(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。
また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)
羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。
発言の詳細を表示します。
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議員名柿沢未途(維新の党)
2015/6/18
委員会名衆議院 予算委員会
「では、年金個人情報のデータ流出問題に移ります。まず、この問題ですけれども、いろいろなことがこの間、時系列で起きてきました。年金機構の対応も、また事前のセキュリティー対策も全く不十分だったと言わざるを得ない、こういうものではないかと思います。きょうは、特にお願いをして、年金機構のCIO、チーフ・インフォメーション・オフィサーであるシステム部門担当理事にお見えをお願いしておりますけれども、まず、このシステム部門の担当、CIOですから、そのお立場として、この問題に関する現時点での総括をお尋ねしたいと思います。」 「悪意だ、結果的にだ、そして、ウイルス対策は困難だ、最小限にとどめることが要求されているというふうに考えております、これは非常に他人事のような答弁に感じられました。CIOのシステム部門担当理事さんもお見えのようでありますから、改めて御答弁をお願いしたいと思います。」 「いいですか、総理まで首をかしげていますよ、今の答弁は。何ですか、これは。徳武理事、あなたの役職は何ですか。答えてください。」 「いいですか、私が追及しているんじゃないんですよ。日本国民が、現に年金の個人情報が流出したその該当者である国民の皆さんも、またさらに自分もそうなんじゃないかと不安に思っている皆さんも、皆さんがこれを見ているんですよ。もう一度、答弁してください。」 「こういうふうに、小中学生でもやらない、こういうことにひっかかっているんですよ。それで本当に今のような御答弁で説明責任を果たしたと言えますか。結局、民間御出身だと聞いていますけれども、民間出身のポストで、多分何も起こらないと思って安閑とCIO、理事の座に座っていて、問題が起きても自分の責任じゃないと思っておられるんじゃないですか。ちなみにお伺いしますが、システム部門担当理事というのは年収、幾らもらっているんですか。お伺いします。」 「まさにそれだけに値するお仕事をされているというふうに理事長は思われますか。お答えください。」 「そんな美しい身内のかばい合いの話なんか聞いていませんよ。システム部門担当理事として職責を果たしているのかどうか聞いているんですよ。」 「先ほど、年金業務監視委員会の郷原弁護士の話がありましたが、私も郷原弁護士に話を聞きましたけれども、旧社保庁時代よりも組織の体質は悪くなっているんじゃないかと言われていました。まさに、この年金機構へ社保庁が解体されたその経過の中で、大変大きな影響をこうむったのも安倍総理だというふうに思います。ここまでのやりとりを聞かれていて、そして先ほどの御答弁も聞かれていて、この年金機構の組織の体質、そして組織のあり方を抜本的に見直していく、そのことについて御見解があれば御答弁をお願いします。」 「年金機構の副理事長の方は、まさに、先ほど申し上げたような、厚生労働省から社会保険庁の総務部長を経て年金機構の副理事長、理事長代理を務めておられるという、まさにプロパーの方ですよ。その方を再任する。そして、これも、副理事長ですから、恐らく千何百万という報酬をお支払いしているんだと思いますけれども、結果的に、天下りに高給を与えて安閑と、安穏と業務をさせている、こういうことになってしまっているのではありませんか。大臣、どうですか。」 「今まで業務遂行にいわばお墨つきを与えてきたわけですよね。そういう中で、この問題が起きたからといって、副理事長に改革に頑張ってもらいたいといっても、これはなかなか説得力がないのではないかと思います。私たちは、今いろいろ聞いていて、やはりこれは組織の根っこから変えないとだめだと思いますよ。そして、我々は、この年金機構、そして国税庁、厚労省にあるいわゆる税と社会保険料の徴収部門を一元化して、歳入庁という新たな役所を設置するという法案を近々提出させていただきます。これは、かねてからいろいろな形で検討されてきたものでもあり、また、安倍政権の中でも、この歳入庁の実現可能性についても検討されてきたものと承知をいたしております。これは、年金機構の、もう二度目のレッドカードを食らっている状態ですから、もちろん、組織の改廃につながることはもとよりですが、結果的に、国税のデータといわゆる年金機構のデータとが事業所データとして統合されることによって社会保険の未加入事業所を捕捉して、そして、それによって保険料の徴収率の向上にもつながる、こういうことも副次的な効果としてあると思います。このことについて、ぜひ、この際、こうした問題も出てきて組織の体質、問題もあるわけですから前に進めたいと思いますが、歳入庁設置についてお伺いをしたいと思います。」