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希望日本賛同議員国会発言データベース

賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。

(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。

また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)

羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。

発言の詳細を表示します。


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議員名松沢成文(次世代の党)

2015/7/14

委員会名参議院 内閣委員会、文教科学委員会連合審査会


「まず、遠藤大臣、東京オリパラ大会を新国立競技場で行うということは招致活動での国際公約であったと、私もそう認識しています、東京オリパラ大会を新国立でやるということは。一方、ラグビーのワールドカップの日本招致活動では、当時、新国立の話はなかったわけですから、新国立で行うということは招致のときの国際公約ではないですよね。確認をしたいと思います。」 「さあ、まず端的に方向性を伺いますが、ラグビーワールドカップは、メーン会場として新国立を使わなくても、代替施設での開催は私は十分可能だと思うんですが、大臣の見解はいかがでしょう。」 「それで、まず、ラグビーのワールドカップで新国立を使わないとなると、恐らく十か月ぐらいの期間的な猶予ができます。もちろん、その前にプレ五輪をやらなきゃいけないとかいろんなのがあるのかもしれませんが、この十か月、オリンピックまでの工期が延びることによって、そこで、設計からやり直して今とは違う新国立のスタジアムを造るというのは、この前の下村大臣の答弁では、それはもう六十一か月掛かるから無理なんだというふうにおっしゃっていました。じゃ、それはもう政府の決定事項ですね。もうそれは無理だから今の案でいくしかないんだと、それは政府としての決定と見ていいんですか。」 「じゃ、今度、ラグビーワールドカップを代替施設で開催できれば現行案でも新国立建設に向けての工期が十か月近く余裕ができるわけですから、今の案でも、ザハ・ハディドさんのデザインの案で強行したとしてもですよ、でも、そこでは十か月近い余裕ができるわけですから、まず工事費も節減されて、この完成後の運営収益の増加というんですか、逸失利益ですよね、この減少にもつながるんではないんでしょうか。ここはどうお考えでしょう。」 「大臣、今の計画では、屋根ですよね、開閉式の屋根、あと常設の電動式可動席、それから天然芝の育成装置などは間に合わないからオリンピックの後に再工事する。その場合、その工事費と工期はどれぐらいになるのか、先ほどの議論も出ていましたけれども、再確認です。それから、ラグビーワールドカップのメーン会場を他施設に移して、もし東京オリパラまでにフルスペックの、さっき言った屋根もできて、可動席も電動でできて、芝の育成装置もできて、このフルスペックの新国立が建設できるとしたら、その全体工事費はどれぐらいと予測されるんでしょうか。」 「そういう意味でも、無理してラグビーのワールドカップを新国立でやることは、アスリートファーストの精神にも全く逆行するんです。芝も完成形のものができていない、サブフィールド、練習フィールドもない、何でそれで無理して新国立でやらなきゃいけないのか。新国立で無理してやるから次のオリンピックまでしわ寄せが全部行って困っちゃっているわけでしょう。さあ、ラグビーをやっていた大臣、芝の問題、サブフィールドの問題、アスリートファーストになっていません。どうでしょうか。」 「もう一点。このラグビーのオープニングゲームと決勝戦を新国立で実施するということについては、先ほどの御説明ありました国内の大会組織委員会と東京都の契約、そしてラグビーワールドカップリミテッド理事会の承認という手続を経ているから変えられないんだというような言い方していましたけれども、これらは、日本側の状況の変化によって、きちっと申出をして説明をすれば御了解いただくことは十分に可能だと思うんですが、いかがお考えでしょうか。」 「それから、契約書を私、調べました。契約書の中にこう書いてあるんです。不測の事態が発生した場合には代替会場を確保すると書いてある、ちゃんと。これこそ不測の事態じゃないですか、東京オリンピックのために新国立競技場を造るのにここまでもめているんですから。工期も怪しくなってきた、工事費はどんどん高騰して国民から総スカンを食らっている、もう異常事態ですよ。これを正直に言って、大会の会場の変更手続をすればいいじゃないですか。大臣、いかがですか。」 「皆さん、是非ともここは両大臣に政治的にきちっと決断をしていただいて、これまで頑張ってこられた森会長にもきちっと今の状況は非常に危険だということを説明して、そして安倍総理やあるいは都知事も一緒でいいじゃないですか、五人で徹底して議論して政治決断をしてください。そうしないと、ラグビーのワールドカップもうまくいかなかった、オリンピックもうまくいかなかった、後に残ったのはもう膨大な負の遺産だけだった、こういうことになりかねませんよ。私は、そういうことを決断するのが政治家の責務だと思っているんです、政治家の役割だと思っているんです。それは文科省の役人の皆さんには決断できません。お二人なんですよ。是非ともここはきちっと森会長や安倍総理とも話し合っていただきたい。政治決断を求めたいと思うんですが、大臣、お考えはいかがでしょうか。」


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