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希望日本賛同議員国会発言データベース

賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。

(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。

また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)

羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。

発言の詳細を表示します。


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議員名武見敬三(自由民主党)

2015/8/24

委員会名参議院 予算委員会


「こうした考え方に基づいて実際にこの共通課題を解決するというときにも、もう一つ重要な課題があるのは、それは、イニシアチブを持って解決する国にとってひたすら有利になるような解決の仕方だけだったら、ほかの国は納得しません。やっぱり、これは人権であるとかあるいは平等であるとか、その普遍的な価値というものをきちんと裏付けた形で、より多くの人たちが納得できるような形で解決するということによって、実はこの解決を進めることによって国際社会の平和の基盤が構築されると、こういうことになっていくだろうというふうに考えます。私のこの考え方について、総理の御所見を伺いたいと思います。」 「我が国では、歴代の内閣で人間の安全保障という考え方が述べられてきました。総理も米国議会であの見事な演説をされたときに、積極的平和主義との関わりで人間の安全保障という考え方にも言及をされたわけでありますけれども、この人間の安全保障に関わる総理の御所見を少し詳しくいただければと思います。」 「その際、人間の安全保障ということの中で健康という問題を総理がどう捉えるのか。これは、健康であるだけでは、先ほど申し上げたように、人生にとって有意義な選択肢を広げることはできませんけれども、健康を害してしまいますと、教育受けるのもままならない、職業訓練受けるのもままならない、そして、せっかくビジネスチャンスがあったとしても、それを生かすことも健康でないとなかなかできない。そういう意味で、健康というのはこの人間の安全保障という考え方の中でその中核的な価値を構成していると、このように考えるわけでありますけれども、総理の御所見を伺わせてください。」 「したがって、国民健康保険を基本とするようなこのユニバーサル・ヘルス・カバレッジという、これはもう誰でもが自分で負担可能なコストで、予防を含む、そして適切な医療を受けることができるというのがユニバーサル・ヘルス・カバレッジのまさに定義で、日本はそれを一九六一年ぐらいに達成をして、もう五十年以上たっている。この経験というのをまさにこれから国際社会の中できちんと政策として発信をして、世界の特に途上国の人たちの健康改善にも、また途上国における政治、社会の安定にも大きく貢献していくというのは、私は日本の積極的平和主義の具体的展開になるだろうと思うんですけれども、この点に関する総理の御所見を伺わせてください。」 「実は、来年のG7のサミットのホスト国は日本です。この日本がそのホスト国としての立場から、ドイツが取りあえずそこまで共通確認してくれたものを踏まえて、今度はより具体的にこうしたWHOの機能強化、WHOの改革であるとか、あるいは国連機関の相互の調整機関の確立であるとか、あるいはそうした緊急時にファイナンスする仕組みづくりというものについて、具体的にどのように組み立てていけば上手に効果的に緊急時においても国際社会が対応できるようにするという仕組みづくり、今これのことをグローバルガバナンスと呼んでおります。このヘルス、保健医療に関わるグローバルガバナンスということが今まさに大きな課題として浮かび上がってきました。こういった点について、来年、G7のホスト国でもある日本の立場から、しっかりと日本が取り組むことが未来志向の平和的な積極主義というものの一つの見事な具体的に展開することになると思いますけれども、総理の御所見を伺わせてください。」


→議事録全体を見る(国立国会図書館 国会会議録検索システムが別タブで開きます)

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