希望日本賛同議員国会発言データベース
賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。
(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。
また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)
羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。
発言の詳細を表示します。
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議員名津島淳(自由民主党)
2015/9/2
委員会名衆議院 財務金融委員会
「まず、そもそもの話から始めたいと思うんですけれども、本日の議題であるところの国際開発金融、そういうふうに定義づけたところで、途上国のインフラを支援する金融機関にどういうものが求められるんだろうかというところから話を始めたいと思うんです。私はこう考えるというところでは、第一に、その目的というのは、支援対象国のインフラの整備を通じて国づくりのノウハウというものを身につけていただくということがすごく大事なことだと思うんですね。そして、国の発展を通じて貧困削減と生活水準の向上を図っていくということにあると思うんです。そして、第二に、金融を行うわけですから、資金の融通性というものが高くないといけませんし、それを担保するものは何かといったら信用だというふうに思うんです。信用を得るためには資金の回収可能性というのがしっかりと保たれ担保されていなければならないし、そのためのガバナンスというもの、それから組織の透明性が必要だというふうに考えます。第三に、金融機関が所期の目的を達するとともに、出資した国の利益につながるかということも当然考えておかなければいけないことで、いわば我も人もという考え方、また言いかえるならば、自他共栄という言葉でも言えるかと思うんです。要は、そのバランスがどっちかに偏ってもいけないというのが私の考え方であります。こういった観点から、まず、齋藤参考人、美根参考人の順番でお考えをお聞きしたいと思います。」 「いろいろ聞きたいことがあるんですが、AIIBとADBとか、そういった部分に入る前にもう一つだけ前提としてのお話として、支援のあり方として私はこうあるべきだということを申し上げ、皆さんも共有いただいた。では、中国もいろいろな国に対して最近支援を行っていることに対して、私が調べる限りにおいては、中国企業の受注獲得がどうしても優先されるであるとか、支援した国の雇用が確保されていないために不満が生じているとかという、いわばフリクションが生まれているわけですね。今の中国の支援のやり方、その根本思想というものをどうお考えになっているのか、その点をまたちょっと確認させていただきたいと思います。両参考人にお願いします。」 「それで、今度は美根参考人にお伺いしたいのは、先ほどの意見開陳のところでBRICS銀行のことをお触れになって、私自身もう少し詳しくお話をお伺いしてみたいなと思いますので、より詳細なお話を、BRICS銀行とAIIBというものについてお話しいただけるとありがたいと思います。」 「それで、では齋藤参考人にお伺いしたいんですけれども、日本が入ることによってそういったガバナンスを変えていくことが重要であるとおっしゃられたんですが、今の話を一つ一つ踏まえていくと、中国にとってそれをされるのは余り好ましくないのではないのかなというふうに私は捉えてしまうんですね。果たして、日本が入っていくことで、それを中国がよしとして、今のガバナンス、中国が強い状況にあるということを変えるのはどう考えるのかなというのを思わざるを得ないんですが、いかがでございましょうか。」