希望日本賛同議員国会発言データベース
賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。
(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。
また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)
羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。
発言の詳細を表示します。
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議員名玉木雄一郎(民主党)
2015/8/7
委員会名衆議院 予算委員会
「実は、消費税の税率ももう八%に上がっているのにあえて五%で計算していたり、あるいは設計単価もあえて一年前の数字を使ったり、このことは委員会でも指摘をされましたけれども、きょうの報道では、例えば、あり得ないような資材単価を用いて概算工事費を過小に見積もっていると。しかも、この設計JV、設計四社と契約を前の年のたしか五月にしておりますけれども、日建設計ほか四社としておりますが、計算するとどうも三千億ぐらいになりそうだということで言ったんだけれども、JSCから、これは国家プロジェクトだから予算は後で何とかなるというふうに言われて、無理やり一千六百二十五に押し込んで上限に合わせた可能性があるという報道がなされております。まず、JSCの理事長にお伺いしたいと思いますが、この事実関係について教えてください。」 「私は実は何を言いたいかというと、幾つかの段階で、引き返せるときがあったと思うんです。一つは、やはり基本設計を四社にお願いして専門家が計算して出てきたときに、三千億円ということで出てきたら、それで無理に一千六百二十五におさめるのではなくて、ここで根本的なやり直しなり、ほかの案を検討する機会が私はあったのではないかなと思うんですけれども、これは下村大臣、この時点で、三千億円に膨らんでしまうというようなことをJSCからお聞きになっていますか。」 「実は、このプレゼンテーションをするときに立候補ファイルというのを提出していまして、その中に、それぞれの施設の、これは国がつくるものだけではありません、東京都がつくるものも含めて、これぐらいの予算がかかるんだということがリストに全部書いてあります。一国の総理が国際的な場で発言する際でありますから、その一千三百億の積算根拠が正しいかどうかは、財政当局も、今、麻生大臣はいらっしゃいませんが、含めてチェックをしてからプレゼンテーションをしているはずだと思うんですが、おととし九月七日のIOC総会で、財政措置まで確実にやりますということを言っているわけですからね。ここを、一千三百億について、これはザハ案ですね、この真新しいスタジアムというのは。ザハ案が一千三百におさまるとファイルには書いてありますから、そのしっかりとした見積もり、積算根拠、精査をしてからこの演説をされたのかどうか、そこを総理、お答えください。」 「これをごらんください。設計、建設費百六十六億円、取り壊し費用、あるいは、今JSCが仮本部にありますから、そのリース料を入れれば十億円入れて、約百八十九億円。先ほど、階委員から被災地の追加負担が二百二十億という話がありましたが、それに相当するような二百億の負担をしてこんな立派なビルを建てるんですよ。これもあわせて白紙にすべきだと思いますよ。上物だけ白紙にして、なぜ、今本当に問題になっているJSCさん、こんな立派なビルを建てて、ここだけは白紙にしないというのは、とても国民の理解を得られないと思いますけれども、いかがですか、総理。」 「六万人規模にすればいいという建築家の提案や、自民党の中にもそういう提案があるのに、八万席を前提として、なぜこれを白紙に戻さないんですか。だって、敷地面積も変わるんだから、何でこんな、立ち退きを前提に立派なビルを建てるということもあわせて白紙にすべきじゃないんですか。だって、これだけ問題を起こしているJSCが何でこんな立派なビルに入るんですか。そういう信頼も含めて全部改めないと、総理がおっしゃるような、国民から祝福されるようなオリンピックにならないと思いますので、総理、改めて、このJSCの入る新しいビル、こんな巨額で巨大なビルを建てる必要はないと思いますけれども、白紙撤回すべきだと思いますけれども、いかがですか。」