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希望日本賛同議員国会発言データベース

賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。

(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。

また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)

羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。

発言の詳細を表示します。


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議員名大野元裕(民主党)

2015/9/14

委員会名参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会


「先ほど、国連の統括下においてというところで不偏性を読むということは、不偏性は、まず第一に、防衛大臣、この条文の中にはない、これはまず確認させてください。その上で、重なると言いましたけれども、これ全く別物である。それから、ここにも書いてあるとおり、「原則と指針」では、マンデートの実施においては中立を保つべきではない。不偏性は保つべきだけど中立性は保つべきではないということはさっき重なると言いましたが、重なっていないんじゃないですか。その二点について確認させてください。」 「その統括下においてというのであって、明文でここに不偏性はないですね。これはすごく簡単な質問だと思います。答えてください。」 「そうしますと、これは含まれているという話ですが、この「原則と指針」というところには、「マンデートの実施において中立を保つべきではない。」と書いてあります。中立性が保障されているとすれば不偏性が、不偏性が中立性がという議論はありますけれども、不偏性が保障されている場合にこれ中立性保つべきじゃないということは、五原則の三原則目はこれ担保されないということでよろしいんでしょうか。」 「中立を保つべきではないと書いてあります。また、司令官と部隊、要員は各国からの指示で行動してはならないと書いてあります。出した以上、これ中立を守ってはならないというんだったら、不偏性でやるんでしょう。その不偏性をどこで担保するかという議論と同時に、中立も維持されないじゃないですか。それを是非とも大臣として整理して見解を御答弁ください。」 「不偏性を重視することは当然です。しかし、この不偏性を重視するマンデートの実施において中立を保つべきではないと明文で書いてあります。しかも、これは国連の指示に従えとも書いてあります。このように明文で書いてあります、二〇〇八年の方には。それは、しかも現場における判断としてと書いてあります。これは、大臣の今のお話では納得できない。防衛大臣、先ほどの御説明に従ってもう一度見解を示してください。」 「中立を保つべきではないということについて、じゃ、説明してください。この場合にはやらないんですか。」 「ということは、不偏性が大事であるから中立性を損なうようなところはやらないということですね。そういう整理でよろしいですね。」 「違うんです。治安維持業務が加わったからなんです。治安維持のような業務が加わるものは今のミッションの九八%に要請されていて、時々刻々と状況は変わるんだというふうにこれは実は今年のパネルが言っています。とすると、九八%のミッションは治安維持を今回付けたことによって出せなくなるということですか。九八%出さないんだったら、こんな法案盛り込む必要ないじゃないですか。大臣、どうなんですか。」 「ということは、中立を保てないようなミッションというのは事前に分かるんですね。その整理というのはどこで担保するか教えてください。」 「要員及び部隊は各国からの指示で行動してはならないということは、これは国連の指示に基づかないで中立性を我が国は維持をすると、そういう我々は判断をしたということでよろしいんですね。」 「これは、現場の判断での場合を議論しています。したがって、マンデートの実施において中立を保つべきでないような治安維持業務を含むもの、その要請がある九八%のミッションには出さないということでよろしいんですね。」


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