希望日本賛同議員国会発言データベース
賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。
(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。
また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)
羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。
発言の詳細を表示します。
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議員名東徹(おおさか維新の会)
2016/3/15
委員会名参議院 厚生労働委員会
「続きまして、介護福祉士の国家資格取得方法の一元化についてお伺いをさせていただきます。今回の法改正では、いわゆる養成施設ルートについてでありますけれども、平成二十九年四月一日から、養成施設を卒業した者に対しては国家試験、介護福祉士試験の受験資格を付与するものとして、特例としてこれ五年間掛けてこの試験の義務付けを導入していくものというふうにされておるわけですけれども、もし仮に法改正をしなければ、現行法に基づいてこの四月から五年の経過措置がない形で養成施設ルートの国家試験の義務化が実施されるわけでありますけれども、なぜ今回の改正案で国家試験の義務付けを一年間延期して、併せて五年もの経過措置を設けるのか、まずお伺いをしたいと思います。」 「介護の質を向上させるんであれば、もうこれ即やらないといけないわけでしょう。違いますか。介護の質を向上させるんだったら、この養成施設で卒業した人、これ国家試験受けたらほとんどの人合格しないんですか。その辺の実際はどうなんですか。」 「いや、養成施設の人は二年間掛けて勉強してきているわけですよね。二年間掛けて勉強してきていて、今までは国家資格なしで介護福祉士となるわけでしょう。今回からは、これ五年間掛けてやるということですけれども、五年も掛ける必要がないと思うんですよね。二年間掛けて勉強していたんだったら、当然介護福祉士の試験に一〇〇%合格しないといけないし、養成施設としては一〇〇%合格を目指すことが養成施設としての使命だと思うんですけれども、違いますかね。」 「であるならば、今回のように一年間延期して五年間の経過措置を設けるなんて、これはまたおかしな話じゃないですか、そうでしょう。今までは卒業したら皆介護福祉士だったんですよ。やっぱり介護の質の向上をさせるためにということで、じゃ、みんな試験を受けましょうということで今回来ているんだったら、全員二年間掛けて試験に合格することをやっぱり養成施設も目指してやるべきなはずなのに、何でこんな五年間も延長するのかがやっぱり理解できないんですけれどもね。」 「もう一点、実務経験ルートについてお伺いしますけれども、この四月から国家試験を受けるために実務者研修の受講が必要になりますけれども、この三月までは実務者研修なしに国家試験を受験することができて、これに合格した人は介護福祉士として現場で活躍されてきたわけです。現行の制度で特に問題が生じているわけではなくて、実務経験者に受験のための負担をこれ今回また増やすわけですけれども、現行の制度を存続させて、本来だったら、やっぱり足らない部分は介護福祉士の受験資格、合格してからその必要な部分を研修等で補えばいいというふうに思うんですが、いかがですか。」 「ただ、中にはやっぱり理念的なもの、例えば人権の問題とか、それから人に対するやっぱり声掛け、言葉掛けが非常に悪いとか、そういった問題のある人、そういうのもおると思います。だから、そこはやっぱりそういった人に対してはきちっと研修すべきなので、今回のように研修があって国家試験ではなくて、今までと同じように国家試験があってそれから研修すれば、研修してきちっとその研修期間を、こんなに長くなくていいと思うんですけれども、研修期間を経れば介護福祉士ということになれば、それで問題ないんじゃないですかということなんですけれども。」