希望日本研究所とは、「希望あふれる日本」にするためには何をすべきかを常に考え、提言し、実行していく場所です。

希望日本賛同議員国会発言データベース

賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。

(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。

また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)

羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。

発言の詳細を表示します。


Warning: Undefined array key 12 in /home/kiboucollege/kibounippon.jp/public_html/kri/index.php on line 173

議員名大野元裕(民主党)

2016/3/23

委員会名参議院 外交防衛委員会


「その上で、少し質問戻りますけれども、FMSで試験用車両を導入をした、そして来年度予算に計上されております水陸両用の走行車両、AAV7についてお伺いをしたいと思っています。まず、防衛省に伺いますが、AAV7の最大速度、輸送能力及び上陸の際にどのような制限があるかについて教えてください。」 「そうしますと、これ、十三キロ、七ノットぐらいなんでしょうかね、ということは、戦闘下でAAV7を仮に運用するとした場合、そのスピードの遅さ、あるいは上陸地点を容易に想定できる、こういったことから考えると、容易に相手側の火力の集中砲火を浴びる、簡単な標的になるのではないでしょうか。」 「そうしますと、大臣、今御自分でおっしゃいました、海上自衛隊のホバークラフト、LCACですね、これも使うんだというお話ですが、ちなみに、防衛省にお伺いしますが、LCACの最高速度、輸送能力及び着上陸の際の制限について、先ほどと同じ質問ですが、教えてください。」 「そこで、大臣にお伺いしたいんですが、少し調べてみますと、我が方の最大の輸送艦は「おおすみ」ですけれども、これの約倍の規模がある排水量二万六千トン規模のアメリカの輸送艦がAAV7をどうやって運用しているのかなと調べてみました。実は、これには十四両しか載りません。島嶼部の奪還作戦などは何度も繰り返すものではなくて一遍に行うと私は理解をしていますけれども、今回、我が方が全体で、中期防によると五十二両のAAV7を調達をします。つまり、「おおすみ」の倍の船ですら十四両しか運べませんから、その約四倍分ぐらいが必要であると。なおかつ、三個連隊三千人の人員、五十二両のAAV7、これ調達すると言っているんです。しかしながら、先ほど申し上げたとおり、一度、航空優勢、海上優勢を確保してしまえば、もちろんAAV7もその後にしか投入できないんですけれども、LCACやほかの輸送手段の方が大きなものがたくさんあります。大臣、三個連隊分の三千名の人員と五十二両のAAV7、問題があると言われているのに、これだけ調達する必要があるんでしょうか。」 「しかしながら、日本の安全をきちんと確保をし、なおかつコスト、それから適性、こういったものをしっかりと見極めていくためには、大臣、全くAAV7が必要じゃないとは言いません、ただし、この規模だとか運用の仕方をもう一度御検討いただき、現実的な運用にされるべきではないかというふうに思いますけど、いかがでしょうか。」 「そうすると、不思議なんですよね。これ、水陸両用作戦の流れで航空優勢、海上優勢が確保されたら、併せてV22やボートやLCAC使うことになっているんです。大臣、危ないんだったら、このボートの人たち危なくなっちゃいますよね。まだ残存勢力がいて、併せて使えないじゃないですか。違いますかね。大臣のおっしゃっていること、僕にはよく正直理解ができません。併せて使うことができないような状況であればAAV7だけになるのかもしれないし、この防衛省の説明資料は併せて使うことになっています。ボートの人は死んでも構わない、こういうことでしょうか。」 「来年度の予算を見ていると、どうもスクラップ・アンド・ビルドの様相を呈しているようですけれども、是非これ、中期防にもありますけれども、拡充をしっかりと急いでいただいて、日本を守るということについて、我々がつくった動的防衛力、済みません、自民党では名前だけ変えられちゃいましたけれども、これもしっかりと充実させていただくために、最後、お願いだけでございますので、大臣から御感想だけ述べていただいて、私の質問を終わりたいと思います。」


→議事録全体を見る(国立国会図書館 国会会議録検索システムが別タブで開きます)

戻る