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希望日本賛同議員国会発言データベース

賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。

(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。

また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)

羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。

発言の詳細を表示します。


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議員名武見敬三(自由民主党)

2016/5/19

委員会名参議院 厚生労働委員会


「アジアの国々はこれから大変だと思います。そういうときに、日本は最も成熟した、こうした経験を全てもう既に経験をして、かなりの程度まで解決をする、そういう仕組み、制度、そしてそれらを支えるビジネス、産業、そして技術、こういったようなものを持っているアジアで唯一の国であります。このような日本の高齢化先進国としての立場から、こうした難しい問題に直面するアジアの国々に対してどのような協力ができるであろうか、そして、そういう協力をする意思が果たして日本の国にはあるのだろうかということがこれから問われるようになります。そのとき、その中心に立たれるのが私は厚生労働省だと思う。果たして厚生労働省が、こういうアジア全体を考えながら、自らの役所としてのこうした役割というものを認識しておられるのかどうか、それをまず厚生労働大臣にお聞きしたいと思います。」 「これから恐らく多くの国が同じようなものをつくり始める。じゃ、どうしたらいいかと思ったときに、アジアの保健大臣などが日本に来られると、よく老健、老人保健局ですか、こういったようなところにもやっぱり見学に来たい、行ってみたいとおっしゃるんですね。やっぱり政策人材をどれだけしっかりと彼らが育てて、こういった高齢化社会に対応する自らの国の保健省の政策立案能力を強化するかということを真剣に考えるようになってきた。そういうときに、じゃ、そういう人たちを我が国政府、保険局やあるいは老健局がどこまできちんと受け止めて、協力をして、技術協力できる体制があるのかということを、私は保険局長と老健局長に聞いてみたい。」 「だけど、そういう人たちが遊んでいるよね、もったいないよね。こういう人たちをもっと上手に活用して、そういう受皿をつくり、派遣できる仕組みをつくり、その人材プールをつくって、それでJICAとも協力をして、国立国際医療研究センターなどとも協力をして、オールジャパンでこういう仕組みをつくったら、日本は間違いなくアジアの高齢化を新しい方向に導く先駆的役割ができる。是非、そういうことを考えてもらいたいんだけど、JICAはこういったアジアの高齢化に対して新たな対応を始めておられるようだけれども、そのJICAの、今のアジアの高齢化にどういうことをやっておられるのか、アジアの高齢化をどう見ておられるのか、御説明いただけますか。」 「それから、今アジアで意外とびっくりするぐらい注目を浴びているのが、介護ロボットとか、ああいう介護の機材、器具。こういうものってアジアにないんですね。こういうのを作る企業群というのは日本だけが持っているんです。こういうような介護ロボットみたいなものは、在宅で介護したいという気持ちの強い国であればあるほど、在宅での介護で必要な機材として確実にニーズが高まってくることはもうはっきりしているんだけれども、こういう、経済産業省の中で、こういった介護のロボットだとか機材だとか器具だとか、そういったものを将来アジアに向けて開発をし販売する、そういう戦略的な方針を立てておられるということはありますか、ちょっと伺っておきたいと思います。」 「しかし他方で、そうした研修受けた方々が、今度は自分の国に帰って自分の国の高齢化に対応したサービスを提供するときのまさに先陣を切った役割を果たせるようにして、国境を越えて労働者が循環できるような仕組みを日本の介護産業というのがアジアに展開することによってつくり得るという状況に今世界は、アジアはあるわけですよ。そういうふうな産業の展開と、それから、外国人労働者を実際に国境を越えて還流させながらそうした介護技術者として育てていく仕組みというものも私はつくれるだろうと思うんだけれども、実際にそういう制度設計というのは我が国にあるのかどうかということをお聞きしておきたいと思います。」


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