希望日本賛同議員国会発言データベース
賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。
(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。
また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)
羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。
発言の詳細を表示します。
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議員名玉木雄一郎(民進党)
2016/10/28
委員会名衆議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会
「この前質問をいたしまして、肥育ホルモンの一つであるメレンゲステロールについて、コーデックスの国際基準よりも日本の基準が緩いということで質問をさせていただいたんですね。そうしたら、これは質問の中でも、宮川委員が質問したことに対して、きちんと、平成十八年の暫定基準設定以降、検疫所で行っている輸入食品のモニタリング検査というのをやっていますが、ここにおいて検出された事例はございませんというふうにありました。これは、何件のうち何件を検査して大丈夫だと言っているんですか。今日本には、メレンゲステロール等を使った、肥育ホルモンを使った牛肉、豚肉がどれだけ入ってきていて、そのうちどれだけをチェックし、つまり検査率ですね、それで大丈夫だと言っているのか、教えてください。」 「今いただいた、足して六十三件は何年間の検査の結果なのか。そして、その分母、一体日本にどれだけのメレンゲステロールを使った輸入肉、輸入豚肉、牛肉があって、そのうち何件を検査したのがその六十何件なんですか。検査率を教えてください。」 「何でそもそも総数を把握していないんですか。だって、これだけの量があるから、これだけを検査したら大体統計的にも大丈夫だということで検査しているのではないんですか。」 「では次、ちょっと聞きます。そもそも、一体どれだけの対象に対してどのようにやっていて、そのコーデックスの基準を、コーデックスってこんな基準でオーケーなんですか。私、これはちょっと疑問なので、整理して理事会に出していただけますか。」 「それで、もう一つ聞きます。国際基準であるコーデックス基準、今ありましたけれども、このコーデックス基準というのはどうやって決まるんですか。科学的な知見に基づいて決まるというふうに多分皆さん思っておられると思いますが、例えば肥育ホルモン、これは私、文献で読んだので今から言いますけれども、間違っていたら直してください。一九九五年、肥育ホルモンの基準を決めるときに、実は、あろうことか投票で決めています。科学的なものに基づいて決まるかと思いきや、実は、三十三対二十九、棄権七の極めて薄氷で決まっています。もう一つ、ラクトパミンについては、二〇一二年、六十九対六十七の、これも僅差で決まっているんです。科学的知見というよりも、むしろ国際政治のパワーゲームの中で決まるような性質があるのではないですか。今の数字が正しいかどうかだけ、お答えください。」 「ちょっと時間がなくなりましたが、石原大臣から前回ありましたけれども、これからも、今の基準はTPPで変える必要はないということなんですが、これから新たに、例えば、ダブルスタンダードでありますから、外国から入ってくるホルモンを使った肉には少し表示義務を課そうというふうなことも考えられると思うんですね。そういうときに、やはり科学的根拠が必要で、科学的根拠だというふうによくおっしゃいますので、しかも国際的な基準に基づくもの、それもそうかなと思っていたら、それ自身が非常に、科学的なものというよりも、むしろそういった国際社会の力関係、例えばアメリカ対EU、こういうもので決まっていて、むしろ、声の大きいというか、企業の利益を優先するようなことで、守ろうとする側の国民の健康や命が害されるようなことがあるのではないか。TPPによってさらにその懸念が深まってしまうのではないのか、そういう懸念がありますけれども、そういうことはございませんか。」