希望日本賛同議員国会発言データベース
賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。
(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。
また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)
羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。
発言の詳細を表示します。
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議員名西村康稔(自由民主党)
2016/10/27
委員会名衆議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会
「きょう、基本的な考え方で述べられましたけれども、繰り返しになりますが、我々政府・与党としてはぎりぎりのところで踏ん張って、例外措置も設けて、農業基盤を維持していける、そういうところで踏ん張り、かつ、幾つか御指摘がありました、畜産クラスターとか産地パワーアップとか、いろいろな形で対策を講じて、いわばピンチをチャンスに変えてやっていこうということで、いろいろな対策を組んでいるところであります。まず、知事に、TPP全体の評価と、この対策についての御評価をお伺いしたいと思います。」 「知事は輸出も一生懸命やっておられるんだと思いますけれども、例えば、今回、牛肉にしても、アメリカの関税もやがて十五年目にゼロになりますけれども、それまでの間に、輸出枠なる二百トン、今アメリカに輸出している二百トン、これが一気に三千トンまで無税枠が初年度から広がります。やがては六千四百トンぐらいまで広がりますので、そういう意味では物すごく輸出の可能性が広がるということだと思うんですけれども、そういった輸出支援を、これは国もいろいろな形で支援を行う予算を組んでおりますが、県としてぜひそういった応援していく体制を組まれたらどうかと思うんです。そのことが一つ。それから、あわせて、今回のTPPでは、原産地表示といういわゆる地域ブランド、これをお互いに保護し合おうという項目が入っています。例えば、私の兵庫県でいえば神戸ビーフとか、九州でいえば福岡の八女茶とかですね。こういう地域のブランドを認定することによってこれをお互い保護し合おう、これは協定を結んでやろうということになっておりますので、地域ブランドを活用して、地理的表示という制度を活用して輸出をふやすという仕組みは、これをやればかなり効果を発揮するんじゃないかと思いますので、宮崎でもそういう取り組みをされたらどうかということをぜひお伺いしたいと思います。興梠さんには、確かに中山間の小さな規模でやっておられる方には輸出とか規模拡大と言われてもぴんとこないし、そんなのは俺たちの話じゃないと思われる方が多いと思いますけれども、興梠さんは中山間であってもかなりの規模の、私が事前にいただいた資料によりますと、六十頭ぐらいを家族四人でやっておられるというふうに伺っております。私の地元の淡路でも家族経営でたくさん畜産業をやっていますけれども、大体二十頭とか、せいぜい三十頭ぐらい。家族でやるには限界がある中でそれだけやっておられますし、さらに、すけっと牧場というのをつくられて、後継者のいない、牛なんかにも支援をしておられると伺っています。規模拡大もやりながら、輸出というものにもっとこう、先ほど宮崎牛は輸出の四割を占めているというお話もありました、そういうところのチャレンジについてどういうふうにお考えか、ぜひお二人にお伺いをしたいと思います。」 「その一番のところは、やはり表示をきっちりやるというところで消費者の皆さんに選択してもらう。まずは、日本の基準を全部守ったものしか入ってきていませんけれども、消費者が選択で、輸入品か国産品か、何が使われているかと見て判断するということが大事だと思うんですけれども、そのあたり、消費者というか主婦の感覚から見ると、今の制度について何か、その点についてございましたら教えていただければと思います。」 「我々も日本の食の安全はしっかり守るという前提で交渉もしてまいりましたし、その後の結果を受けて、体制を強化しながらやっていこう、何か食の安全を損なうものじゃないという方針で政府も臨んでいると思いますので、ぜひ強く我々も求めたいと思います。何かあれば。」 「最後になりますが、世界農業遺産ということでこの地域は指定をされていて、かつ、観光、インバウンドもふやしていこうということで我々はやっていますが、農村地域で、世界農業遺産、美しい棚田もあります。それから、地産地消のおいしい農産物もあります。きょうは、お昼はおいしい和牛をいただきました、高千穂牛をいただきました。観光振興で検討して取り組んでおられること、あるいは国として望まれることがありましたら、知事にお伺いをしたいと思います。」