希望日本賛同議員国会発言データベース
賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。
(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。
また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)
羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。
発言の詳細を表示します。
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議員名和田政宗(自由民主党)
2021年4月9日
委員会名参議院 東日本大震災復興特別委員会
「新たな地図記号も作ってということの取組でありますので、これは国土地理院を始めとして政府全体でも広めていただきたい。学校教育の現場の話がありましたが、これも極めて有効であるというふうに思います。我々も、国会議員として、また一国民としても、災害において被害を出さない、被害を最小化するという観点からもしっかりとサポートをしていきたいというふうに思っております。ちなみに、この自然の災害の伝承碑でありますけれども、名取市の閖上には実は昭和三陸津波のこういったいわゆる碑文がございました。しかし、これももう地元の方がその存在すら忘れてしまっていたという中で、今回の東日本大震災の大津波で多くの方が亡くなって、そして様々な壊れてしまったものを、何があったのかというところを検証していく中で、実はそういった碑文があったというようなことの発見ということもありましたので、この国土交通省国土地理院の取組というものは極めて私はこれ有効であるというふうに思いますので、しっかりと私もサポートをしていきたいというふうに思います。東日本大震災の津波は千年に一度の津波と言われておりますが、実は、同じ地域に一六一一年にも慶長三陸津波、慶長奥州津波と言う場合もありますけれども、それが発生をいたしまして、三陸では繰り返し津波に襲われています。ちなみに、一六一一年の慶長三陸津波は、今回の東日本大震災と同規模ないし大きかったのではないかというふうに研究者は見ております。メディア等においては千年に一度というようなことでありましたけれども、実際は四百年に一度でございます。また、その後、明治三陸津波、昭和三陸津波もありますので、非常にこの津波に三陸地方は襲われてきているというような歴史的事実が実はございます。この一六一一年の慶長三陸津波の後に例えば宮城仙台藩は何をしたかというと、震災復興事業ということで、太平洋貿易に活路を見出そうということで、伊達政宗公が命じて大船を造って、当時メキシコがスペインの植民地でありましたので、メキシコにまず船を渡して、そしてキューバ経由でスペイン、またローマ教皇の下にも外交使節団を派遣をして貿易ルートを構築しようというようなことであったんですが、これは結局、交渉自体はうまく進むかに思えたわけでありますが、日本国内でのキリシタン弾圧の様子などがスペインやイタリアに、いや、当時はローマですけれども、ローマに伝わることによって、その太平洋貿易というものは成り立たなかったわけでございますが、こういう歴史も含めてしっかりと我々は受け継いでいかなくてはならないというふうに思っています。そこで、内閣府防災にお聞きをしたいというふうに思うんですが、繰り返しこの津波が、三陸地域のみならず、例えば東海、東南海の地域、また関東もそうでありますけれども、津波は襲っているわけでございます。津波の歴史やその特徴についてしっかりと啓発周知をしていくことが重要だというふうに思いますが、どのように取り組んでいるか、お答えください。」