希望日本賛同議員国会発言データベース
賛同議員の国会での各会議・委員会における発言がご覧いただけます。
(議員の所属政党は、委員会等での発言時のものとしています。
また、名前の前に※印がついている議員は、以前の賛同議員です。)
羽田雄一郎先生のご訃報に接し、衷心より哀悼の意を表します。
発言の詳細を表示します。
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議員名松沢成文(希望の党)
2018/2/21
委員会名参議院 憲法審査会
「ここからは私の私見でありますけれども、まだ党の方で議論が進んでおりませんが、私は、現行憲法の最大の問題というのは、国家の防衛や緊急事態に対してどうやって憲法秩序を守っていくかという規定がないこと、これが最大の問題だと思っておりまして、その意味では、九条の改正や国家緊急事態の追加ですね、対応の追加、ここをきちっと議論をしていかなければならないというふうに考えております。そういう中で、今、自由民主党の中で九条の改正案の条項案についても様々提案がなされ、議論がされております。私ども希望の党としては、九条の一項、二項は、これは現行平和憲法の理念でありますのでここはしっかりと守って、九条の三項にいきなり自衛隊という組織を追加するのではなくて、その前提となる自衛権についてしっかりと規定をする。つまり、一項、二項の方向は守りながら、三項に、とはいっても日本は独立国家であり、国際法上認められている自衛権はあると、まず自衛権をきちっと明記すべきだと思います。そして、九条の二の方に、この自衛権を担保するために自衛隊を置いて、自衛隊はきちっとシビリアンコントロールの下に置くということを、自衛隊の具体像、これをきちっと入れ込むことが非常に国民にとっても分かりやすい、そして日本の平和国家としての理念も継承できる、そういう案になるのではないかと思っていまして、是非ともこの憲法審査会でも、安全保障、国防についての議論も含めて議論をさせていただければと思っております。最後に、国家緊急事態についても、今、国会議員、特に衆議院議員の任期の延長等の議論が中心になっているようでありますが、国家の緊急事態において、私権の制限も含めて、あるいは行政権の強化、やっぱり国家が緊急事態になっているときに、国民を守るためにやむを得ざるこういう権限の強化についてもきちっと憲法に認めておく、しかしそれが濫用されないように、国会のチェックの仕組み、これも含めてきちっと提起をしないと本物の国家緊急事態条項にはならないというふうに思っていまして、ここについても議論を深めていきたいというふうに思っております。以上、希望の党からの提案でございます。よろしくお願いいたします。」